- 2016.12.06
仕事帰りの一杯は、ロンドンでは当たり前の習慣であり、社交文化の大きな一要素。この街のお酒にウルサい人々が集うバーでは、アフターワークの楽しいひと時をより魅力的にするため、シーズンごとに変わる特別カクテルメニューを用意するのも当然のことです。春から夏にかけては、フローラル・リキュールや柚子のピューレ、さっぱりしたジンが多く登場する時期。人気ホテルバーの著名バーテンダー5人に、この季節にお薦めのカクテルレシピを伝授してもらいました。
Eric Lorincz|The AmericanBar
3年間に及ぶ改築作業を終え、2010年、遂に再オープンしたロンドンの代表的高級ホテル「ザ・サボイ(The Savoy)」 。ここにある「ジ・アメリカンバー(The American Bar)」は、エイダ・コールマン、ジョー・ギルモア、ハリー・クラドック(ホワイト・レディを最初に作ったとされる人で、1930年に初版された伝説的レシピ本『サボイ・カクテルブック(Savoy Cocktail Book)』の著者)といった、歴史に名を残すバーテンダーを輩出してきた場所です。現在そんな由緒正しいバーの顔となっているのは、世界トップ・バーテンダーの一人とされるエリック・ロリンツ氏。上田和男氏に師事していたこともあり、カクテルを手がけるにあたっては「日本文化に一番大きな影響を受けてきた」という彼が、今年の夏に向けて考案した最新カクテルは、ジンと、無ろ過のリンゴジュースをベースにした、爽やかな味わいのサマーガーデン(Summer Garden)。
・ ボンベイ・サファイア(ジン)45ml
・ レモンジュース 30ml
・ シンプルシロップ 15ml
・ リンゴジュース(無ろ過)60ml
・ ラズベリー 4粒
・ ミントの葉 数枚
他4つのレシピは【TabletMagazine】で。