ルフトハンザ航空、羽田〜ミュンヘン線で最新客室「Allegris」を日本初導入
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2025年11月12日公開

エリア:ヨーロッパ  > ドイツ / ジャンル:航空会社 , 

ルフトハンザ ドイツ航空は、次世代型プレミアムキャビン「Allegris(アレグリス)」を搭載したエアバスA350-900型機を、2025年10月27日の東京・羽田=ミュンヘン線から導入を開始した。日本での初導入となるこの機材は、ルフトハンザが進める「顧客体験の革新」を象徴するものであり、ヨーロッパと日本を結ぶプレミアムエアラインとしての地位をさらに強化する狙いがある。

今回の新仕様は、ルフトハンザ航空の長距離線における最も大規模なキャビン刷新プロジェクトであり、総額25億ユーロ(約4430億円)を投じて設計された「Allegris」シリーズの一環である。ファーストクラスには完全個室型の「スイート」と、2名利用も可能な「スイートプラス」が登場。幅約1メートルのシート、壁と扉で仕切られたプライベート空間、大型テーブル、最新の機内エンターテインメントシステムを備え、まるで空の上のホテルのような快適性を実現している。また、パーソナルワードローブには十分な収納スペースがあり、着替えや手荷物も快適に管理でき、個別照明でお客様好みのくつろぎ空間を演出できる。

ビジネスクラスにも6種類の座席タイプを用意し、通路アクセスやフルフラットベッド、個人空調機能などを搭載。プレミアムエコノミーとエコノミークラスにも新シートを導入し、全クラスで快適性を向上させた。特に、日本市場において重視される「プライバシー」や「パーソナライズされた体験」をテーマに、デザインとサービスが最適化されている。

羽田〜ミュンヘン線は現在、週22便の運航を行っており、ヨーロッパ各都市との接続性を高める戦略路線として位置づけられている。今回の新仕様導入により、日本発着のビジネス・プレジャートラベルの需要拡大にも寄与するとみられる。

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