- 2025.07.10
「リゾート・ワールド・セントーサ・シンガポール(RWS)」は、旧シー・アクアリウムの形を変えて規模を拡大し、海洋教育・研究・保全に専念する海洋施設「シンガポール・オーシャナリウム」を2025年7月23日に正式オープンすると発表した。
かつてない海洋体験:22のゾーンにわたる没入感あふれる旅
かつてのシー・アクアリウムの3倍の規模となるシンガポール・オーシャナリウムは、広大な空間(浅瀬から深海まで)と時間(先史時代の海から現代の海まで)に広がる斬新な海洋体験ができる特別なデザインの22のゾーンが特徴となる。例えば、何千匹もの魅惑的なミズクラゲが泳ぐ世界最大級のクライゼル水槽の「オーシャン・ワンダーズ」や、マングローブの景観と自然のままの生物多様性にスポットライトを当てる「シンガポールの海岸」など、テーマ性のある豊かな環境を見て回ることができる。
また、実物大の先史動物や生きた化石たちによる壮大な進化の物語を辿る「エインシェント・ウォーターズ」と「コンカリング・ランド」、大海原の鮮やかなエコシステムを垣間見る「マイグレーターズ」、幅36mの巨大な観察パネルの向こうでリーフマンタやトラフザメが何千匹もの海洋動物たちと優雅に泳ぐ「オープン・オーシャン」などのゾーンがある。
教育に根ざした体験では、五感に訴えるストーリーテリングと没入感あるデジタル・ディスプレイにより、理解が深まるようデザインされている。鯨骨生物群集を実物大で再現した「ホエール・フォール&シー・マウント」の展示を見学したり、「ホールウェイ・オブ・ホープ」で海洋保護の取り組みの成功事例を学んだり、あらゆる年齢を対象に、人間とつながる海を守り、大切にするための気付きを与えてくれる。
水族館から海洋施設へ
動物園水族館協会の認定を受け、世界動物園水族館協会および東南アジア動物園水族館協会の両方の会員であるシンガポール・オーシャナリウムは、主要な学術機関とパートナーシップを提携している。シンガポール国立大学との5年間の共同応用研究や、南洋理工大学のシンガポール地球観測研究所との気候レジリエンスおよび海洋保全に関する2年間の共同研究などが含まれる。
シンガポール・オーシャナリウムに隣接する「リサーチ&ラーニングセンター」(研究・学習センター)は、教育と海洋研究・保全を推し進めるこの新生される施設の使命を支えている。没入型の学習ラボ、共同作業スペース、セミナールーム、屋上イベントスペースを備え、シンガポール・オーシャナリウムの学習サービスを向上し、科学者や研究者が価値ある研究作業を行い、海洋科学を現場支援に生かすための高度な施設を提供している。
シンガポール・オーシャナリウム
https://www.rwsentosa.com/en/play/singapore-oceanarium