世界でも有数の美しい鉄道路線「イースタン・エクスプレス」が今期の運行開始
期間:2024年1月17日から 2024年3月10日まで
[リスヴェル編集部]2024年02月 6日公開

エリア:中東  > トルコ / ジャンル:乗り物(レンタカー・クルーズ・鉄道) , 

トルコの首都アンカラと東部の都市カルスの約1,310kmを結ぶ「イースタン・エクスプレス」(トルコ語ではドーウ・エクスプレス)が、2024年3月10日(日)まで期間限定で運行を開始した。トルコの首都アンカラを出発し、クルクカレ、カイセリ、シヴァス、エルジンジャン、エルズルムを巡り、終着のカルスまでの約26時間の列車の旅では、トルコの多様な地形と特別な冬の装いに変化した東部地方の様子を見ることができる。

近年の人気の高まりにより、2019年からイースタン・エクスプレスに加えて、8つの寝台車と1つの食堂車を備えた「ツーリスティック・イースタン・エクスプレス」も誕生。各寝台車にはベッドが2つあるコンパートメント(部屋)が10室あり、快適に過ごせる。「ツーリスティック・イースタン・エクスプレス」の停車駅は29駅、イースタン・エクスプレスの停車駅は50駅で、駅よっては2時間半から3時間停車するため、停車地でゆっくりと観光を楽しめる。

この鉄道の人気を高めた大きな要因は、旅の最終目的地であるカルスと、ルート上にある絵のように美しいアナトリアの冬景色。カルスは、アナトリア最古の居住地のひとつで、ウラルトゥ人、ペルシア人、東ローマ人、セルジューク朝、オスマン帝国、ロシア人などを受け入れてきた歴史がある。シルクロードを含む多くの重要な交易路の交差点に位置するこの都市は、多層的で建築的にも文化的にも豊かな観光地として発展してきた。カルス中心部にある壮麗なバルト様式のホテルやコーカサスのショーや居心地の良い雰囲気で有名な街のレストランもこの街を特別なものにしている。独自の味わいで有名なカルス地方の豊かな料理、特に地方のチーズや季節のガチョウ料理は広く観光客に親しまれている。

街の中心部を散策すると、火山岩の一種である玄武岩で造られた建物がいくつも目に付き、フェティエ・ジャーミィ、キュンベト・ジャーミィ、カルス城、カルス川周辺の建造物などが主な見どころ。特にユネスコ世界遺産に登録されているアニ考古遺跡は、この地域で最も素晴らしい訪れるべき場所のひとつ。古代都市を取り囲む城壁から、聖堂、ジャーミィ、キャラバンサライ、橋など、現代まで無傷で残っている多様な遺跡のコレクションは、当時の宗教的、行政的、軍事的、市民的な建築例を現代に伝えている。

トルコ共和国大使館 文化観光局
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