イタリアの新たな2つの世界遺産
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2013年07月 4日公開

エリア:ヨーロッパ  > イタリア / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 

日本では、富士山が世界文化遺産に登録されて今年一番の話題になっているが、イタリア政府観光局によると、イタリアでも新たに「エトナ山」と「メディチ家の館と庭園」2つの世界遺産が登録された。

エトナ山(伊:Monte Etna、英:Mount Etna)は、イタリア南部シチリア島東海岸のアイコン的存在の活火山(ヨーロッパ最大の活火山)。噴火によって標高は変化するが、標高は3,326m。その広さは約19,237ヘクタールにおよぶ。エトナ山の火山活動は50万年前から始まり、少なくとも2700年前の噴火活動が記録されている。エトナ山の火山活動はほぼ継続的で、火山学、地球物理学、地球科学の分野にも大きく影響を与えている。

メディチ家の館と庭園(伊: Ville e Giardini Medicei)は、トスカーナ州の田園一帯に点在する12の館と2カ所の庭園から編成されており、メディチ家が芸術保護を通じてヨーロッパの近代文化にもたらした影響を証明している。15~17世紀に建てられた館と庭園は、形態も機能も革新的で新しいタイプの王侯貴族の邸宅の出現だった。フィレンツェ富裕層所有の農園とも軍事力を誇示した城館とも違うものであった。メディチ家の館は、邸宅、庭園、自然環境が一体化した最初の適例としてイタリアやヨーロッパ中で王侯貴族邸宅の参考モデルとなった。庭園と周辺の自然環境との融合は、人文主義とルネッサンス期の特徴でもある景観への評価拡大に役立っている。

1. トレッビオ城
2. ボーボリ庭園
3. プラトリーノ庭園
4. ヴィッラ・メディチェア・ラ・ペトライア
5. ヴィッラ・メディチェア・ディ・カファッジョーロ
6. ヴィッラ・メディチェア・ディ・カレッジ
7. ヴィッラ・メディチェア・ディ・カステッロ
8. ヴィッラ・メディチェア・ディ・チェッレート・グイディ
9. ヴィッラ・メディチェア・ディ・ポッジョ・インペリアーレ
10. ヴィッラ・メディチェア・ア・フィエーゾレ
11. ヴィッラ・メディチェア・ディ・セラヴェッツァ
12. ヴィッラ・メディチェア・ラ・マジア
13. ヴィッラ・メディチェア・ディ・アルティミーノ
14. ヴィッラ・メディチェア・ディ・ポッジョ・ア・カイアーノ

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Copyright and photo credit: Gardens of the Villa Medicea di Castello, Firenze by Andreas Jungherr
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