- 2026.04.23
三重県伊勢市の「マコンデ美術館」では、2026年3月14日(土)から6月14日(日)まで企画展「ティンガティンガ サバンナの動物たち」が開催される。アフリカ・タンザニア発祥の絵画スタイル「ティンガティンガ」の作品を通じ、アフリカの豊かな自然とサバンナの動物たちが描かれたカラフルな作品世界を紹介するもので、同館が持つ民族美術資料の多様性を体感する機会となっている。
ティンガティンガ絵画は1960年代後半にタンザニア首都ダルエスサラームでエドワルド・サイディ・ティンガティンガ氏によって生み出されたポップアートの絵画スタイル。鮮やかな色彩、平面的で装飾的な構成が特徴とされる。サバンナのゾウ、キリン、シマウマなど動物たちがユーモラスに描かれ、現地の自然や暮らしを表現したものとして世界的に広がってきたとされる。展覧会ではこうした作品が多数紹介されることで、鑑賞者がアフリカの大地や動物の息づかいを感じる体験につながる内容である。
展示作品の多くは色鮮やかな筆致で、動物の表情や背景の草花など細部にも工夫が見られる。作家による独自の表現も取り上げられ、同じ動物モチーフでも多様なアプローチを見ることができる点が特徴。こうした多様性は、タンザニアにおけるティンガティンガの広がりと、現地アーティストたちの豊な創造力が表現されている。
本展では、作品を観ることに加えて、マコンデ美術館の通常展示としてアフリカ黒檀彫刻「マコンデ彫刻」なども鑑賞できる。彫刻はアフリカ・タンザニアのマコンデ族が手掛けたもので、アフリカの民族文化や造形表現を総合的に理解する手がかりとなるとされている。鑑賞者は絵画と彫刻を比較しつつ、アフリカ芸術の奥行きを感じられることだろう。
展示によって、鑑賞者がアフリカの自然や文化に触れることは日本国内での異文化理解の機会としても大切である。ティンガティンガ絵画は、その色彩表現やモチーフの設定を通じて、見る人の感性に訴えかける要素を持つとされており、この企画展にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
「ティンガティンガ サバンナの動物たち」
開催期間:2026年3月14日(土)~6月14日(日)
場 所:マコンデ美術館(三重県伊勢市二見町松下)
入館料:大人1,000円、高校生800円、小中学生600円、幼児無料
休館日:火曜日(ただし5月5日は開館)、5月7日(木)
公式サイト: https://museum.makonde.jp/exhibition/



