Googleマップが旅行に最適なAI活用の機能を発表
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[リスヴェル編集部]2023年11月15日公開

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Googleは、Google マップでAIを活用し、旅行の計画を出発前に立てる方法を改善したと10月26日に発表した。新しい機能である「イマーシブビュー(Immersive View for routes)」を導入し、ドライブ、ウォーキング、サイクリングなど、旅のステップを事前にプレビューできるようにしている。この没入型の機能は東京でも利用可能。

例えばこの機能を使うと、サイクリングルートを事前に確認したい場合、Google マップを使ってサイクリングの道順をリクエストし、イマーシブビューのプレビューをタップすると、スタートからゴールまでのルートを多角的なビューで詳細に確認できる。また、タイムスライダーを使って、シミュレーションされた交通状況や天候情報に基づき、最適な出発時刻を計画することも可能。これにより、雨天や混雑時のトラフィックを避けるのが容易になる。

また、Google マップは、AIを使ってストリートビューや航空写真を組み合わせ、場所の詳細を事前に把握できる「フォトリアリスティック3Dタイル(Photorealistic 3D Tiles)」を導入し、開発者に没入型体験の作成を提供する。

加えて、Googleマップの検索枠にAIと拡張現実を使用するGoogleレンズ(Lens in Maps)を使用することで、到着後に周囲の状況を素早く理解できる。Googleレンズのアイコンをタップし、スマホで周辺を映すと、近くのATM、交通機関の駅、レストラン、コーヒーショップ、店舗情報を見つけられる。

Google マップが改善され、ナビゲーションも進化している。地図は現実世界をより正確に反映し、建物や車線情報が更新される。これは、日本を含む米国、カナダ、フランス、ドイツを含む12カ国で展開され、規定人数以上が乗車している車のみ走行可能な車線HOV(High-occupancy vehicle lane)レーン情報や制限速度情報が向上する(日本以外)。

電気自動車(EV)のドライバー向けには、Googleマップで充電ステーション情報が表示されるようになる。EVドライバーは、自分のEV車に適合した充電器の情報や充電速度を確認できる。これにより、最適な充電ステーションを見つけやすくなり、無駄な時間を省ける。

また、何をするか迷ったときに、"something to do"と検索すると、東京なら"アニメ"、"桜"、"美術展"などのテーマ別の場所が表示される。気になる場所をタップして詳細を確認し、後でチェックしたい場所をリストに保存することができる。この機能は数週間以内にAndroidとiOSでグローバルに展開される予定。

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