間もなく開館1周年を迎える「香港故宮文化博物館」
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2023年05月 9日公開

エリア:アジア  > 香港 / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 

2022年7月3日に5年の歳月を経て、芸術と文化の新しいハブとして開発が進む西九龍(ウエストカオルーン)文化地区に「香港故宮文化博物館」が開館してから間もなく開館1周年を迎える。その魅力を再確認してみよう。

香港故宮文化博物館は、ヴィジュアル・カルチャー美術館「M+」や、近年改装された香港芸術館(HKMOA)など、ビクトリア・ハーバーのウォーターフロントにある他の多くの名所に加わり、アートとカルチャーの両面でのバリエーションを充実させる役割を担っている。

延べ床面積約30,000㎡に、約7,600㎡の展示スペースや400席のオーディトリアムなどを有し、北京市にある故宮博物院収蔵の900点以上の美術品が展示されており、そのうち166点は国宝に指定されている。その多くは香港初展示となり、一般には未公開だったものある。

香港故宮文化博物館は、香港の著名な建築家ロッコ・イム(Rocco Yim)による設計。中国の伝統的な建築様式に現代的な美意識と革新的な技術を融合させたもの。新しいテクノロジーを活用し、過去と現在をつなぐだけでなく、世界中の芸術と文化を愛する人々を結びつけている。この香港故宮文化博物館の大きな建築的特徴は、紫禁城の中心軸にヒントを得た「垂直の中心軸」である。それぞれ異なる方向を向いた3つのアトリウムが、異なるフロアを垂直に結び、来館者を上方へと導いていく。ベージュゴールドの半透明の天井は竹や紗のカーテンのようであり、紫禁城の大宮殿の屋根にある釉薬のかかった瓦を現代的に解釈したもの。

入館には香港故宮文化博物館または西九龍文化地区のウェブサイトでの登録・チケット購入、または西九龍文化地区のアプリやチケット販売パートナーのオンラインプラットフォームが利用できる。また、毎週水曜日はオンラインによる事前登録により一般入場券が無料で入館(特別展・イベントを除く)できる。詳細は公式サイトをチェック。

香港故宮文化博物館(Hong Kong Palace Museum)
住 所: West Kowloon Cultural District, 8 Museum Drive, Kowloon
開 館: 10:00 am – 06:00 pm(月・水・木・日)、10:00 am – 08:00 pm(金・土・祝) 
休 館: 火曜日(祝日はオープンしている)及び旧正月の最初の2日間
料 金: 大人HK$50、コンセッションHK$25 ※6歳以下の子供は無料
コンセッションは子供(7歳~11歳)、フルタイムの学生、シニア(60歳以上)、障害者(同伴者1名)
公式サイト: https://www.hkpm.org.hk/en/home

チケット購入(一般入館料と特別展示は別販売)
https://www.hkpm.org.hk/en/visit/ticket-information

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