国連世界観光機関による2022年「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2023年02月10日公開

エリア:指定なし / ジャンル:旅行準備 , 

国連世界観光機関(UNWTO)は、昨年末に2022年の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」を選出した。2022年版では、57の国連世界観光機関の加盟国(各加盟国は最大3つの村を推薦可能)により、合計136の村が候補として挙げられ、その中から22カ国32の村が「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に認定された。

2022年の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」(32の村)
https://www.unwto.org/tourism-villages/en/news/best-tourism-villages-of-2022-named-by-unwto/

Zell am See, Austria
Wagrain, Austria
Puqueldón, Chile
Dazhai, China
Jingzhu, China
Choachí, Colombia
Aguarico, Ecuador
Angochagua, Ecuador
Choke Mountains Ecovillage, Ethiopia
Mestia, Georgia
Kfar Kama, Israel
Sauris-Zahre, Italy
Isola del Giglio, Italy
Umm Qais, Jordan
Creel, Mexico
El Fuerte, Mexico
Ksar Elkhorbat, Morocco
Moulay Bouzerktoune, Morocco
Lamas, Peru
Raqchi, Peru
Castelo Novo, Portugal
Pyeongsa-ri, Republic of Korea
Rasinari, Romania
AlUla Old Town, Saudi Arabia
Bohinj, Slovenia
Rupit, Spain
Alquézar, Spain
Guadalupe, Spain
Murten, Switzerland
Andermatt, Switzerland
Birgi, Türkiye
Thái Hải, Vietnam

この認定は、観光を発展の原動力とし、雇用と収入の新たな機会として受け入れながら、地域に根ざした価値や製品を保存・促進している地方のデスティネーションを表彰するもの。また、経済、社会、環境のあらゆる側面で革新と持続可能性に取り組み、持続可能な開発目標(SDGs)に沿った観光開発に重点を置いている村も認定される。さらに20の村がアップグレードプログラムに参加する予定。

ベスト・ツーリズム・ビレッジの取り組みは、観光所得と開発における地域格差の縮小、過疎化の防止、男女平等と女性と若者のエンパワーメントの進展、イノベーションとデジタル化の推進、環境の持続接続性、インフラとアクセスの改善、観光開発とバリューチェーンの統合における革新、資源の効率的利用、排出と廃棄物の削減のための持続可能な方法の推進、教育やスキルの強化などに貢献することを目的としている。

残念ながら、2022年版には日本からの選出はなく、アジアからはベトナムのタイハイ、中国の重慶市荊竹村と広西壮(チワン)族自治区大寨村、韓国の平沙里が選ばれた。過去に日本からは京都府南丹市美山町と北海道ニセコ町(2021年)が選出されている。

授賞式は、2023年2月27日~28日にサウジアラビアのアルーラで行われる。

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