ブッキング・ドットコム、初のアジア太平洋地域間の旅行態度指数を発表
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[リスヴェル編集部]2022年07月29日公開

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世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」は、調査対象をアジアおよびオセアニアに絞った「APAC旅行態度指数(APAC Travel Confidence Index)」の調査を実施し、各国間の旅行者の感情や旅行への安心感の指数の違いを発表した。

この旅行態度指数は、アジア太平洋地域において、国境閉鎖やロックダウンが解除される中で、旅行者が再び世界を旅することや、インバウンド旅行客を受け入れることについて準備がどの程度できているか、また各国の旅行者が感じている懸念、旅行をするモチベーションがどのようなものかなどを調査することを目的に、2022年4月から5月にかけてアジアおよびオセアニアにおける11の国と地域の1万1,000名を対象に実施した。

調査の結果から、日本人の旅行意欲はその他の調査実施国と差がない一方で、総合的な旅行に対する安心感指数が最も低い結果となった。要因として、日本の旅行者の約半数が「旅行中に病気になること」へ不安を感じ、「各種の混乱や障害は旅のつき物であると思うか」という問いに対して、日本では約半数(47%)、が「いいえ」と回答し、旅行への安全性が担保されていることが望ましい旅行者が約半数を占めた。また、「国境を開くことについて不安を感じている」という日本の旅行者は75%にものぼり、82%が「海外からの旅行者の安全な受け入れ体制が整っているかについて不安だ」と回答。つまり結論として、現在の状況での旅行では、多くの障害が現れる可能性が高いことが、他国と比較した際の日本人の旅行への意欲や安心感の低さに繋がっていると考えられ、新型コロナウイルス感染症のもたらす影響が現れた結果となっている。

ちなみに調査対象となった11の国のうち、最も高い安心感を示した旅行者が多い国はインドで、86%が「今後12ヶ月のうちに旅に出かけるつもりだ」と回答。次にベトナムと中国が続き、3ヶ国とも旅をすることに対して高い安心感を示す旅行者が多い結果となった。一方で韓国、台湾、日本の北アジアの国々は安心感を示す指数では下位となっているものの、回答者の旅行への意欲は60%以上と、比較的高い基準を維持している。実際に日本の回答者の62%が「今後12ヶ月のうちに旅行に出かけるつもりだ」と回答し、APAC全体平均の76%よりは低いものの、半数以上の人が旅行に出かける意欲があることが伺える。

Booking.com
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