【編集部推薦映画】ワンと鳴けない犬とちょっぴり気弱な青年の出会いと別れの物語『ハウ』
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2022年08月 1日公開

エリア:指定なし / ジャンル:ライフスタイル , 

ワンと鳴けない犬とちょっぴり気弱な青年の絆が紡ぐ物語『ハウ』が2022年8月19日(金)に全国で公開される。

『眉山-びざん-』、『ゼロの焦点』、『のぼうの城』などで日本アカデミー賞を受賞した犬童一心監督。これまでも『いぬのえいが』(「ポチは待っていた」)、『グーグーだって猫である』シリーズ、『猫は抱くもの』など動物をテーマにした作品を数多く発表してきた。脚本と原作は『黄泉がえり』、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞し、『キセキーあの日のソビトー』も手がけた斉藤ひろし氏。かつて自身の愛犬と過ごした優しい時間をエッセンスに、長年構想をあたためてきた企画で犬童監督と初タッグを組み、至福の感動作を生み出した。

〈STORY〉
結婚のために40年のローンを組んで一軒家を購入するも婚約者にあっさりフラれ、人生最悪な時を迎えていた市役所職員の赤西民夫(田中圭)。横浜で一人空虚な日々を送る彼は、上司からの勧めで飼い主に捨てられて保護犬になってしまった真っ白な大型犬を飼うことになる。犬はワンと鳴けず「ハウッ」というかすれた声しか出せない。人懐っこいこの犬を民夫は“ハウ”と名付け、1人と1匹の優しくて温かい日々が始まった。民夫にとって最初は戸惑うことも多かったハウとの暮らしだったが、何をするにもいつも一緒な“ふたり”の絆は次第に深まり、季節を追うごとにかけがえのない存在となっていった。ハウと民夫の最高に幸せな時間はずっと続くと思っていたのだが、偶然のアクシデントが重なり、ハウが姿を消してしまう…。ハウはどこへ行ってしまったのだろうか。長い旅をしてきたハウがまた民夫と再会する時、二人の絆が最後のドラマチックな感動を呼ぶ。

RISVEL編集部では犬を2匹飼っている。映画の冒頭からハウが保護犬と聞いただけで心苦しいが、ワンと鳴けない理由に腹が立つ。それでもハウは民夫を探して走る道中で、いくつもの傷ついた心を見つけて寄り添っていく。犬童監督の言葉の通り、ハウは他人を思いやる想像力が姿を現したかのような神様からの贈り物。そのイノセントな魂に心を揺さぶられる。

『ハウ』(haw) 118分
公開日: 2022年8月19日(金)全国ロードショー
原 作:『ハウ』斉藤ひろし(朝日文庫)
出 演:田中圭、池田エライザ、野間口徹、渡辺真起子、モトーラ世理奈、長澤樹、石橋蓮司、宮本信子、石田ゆり子(ナレーション)
監 督: 犬童一心
脚 本: 斉藤ひろし 犬童一心
制 作: ジョーカーフィルムズ
配 給: 東映
公式HP:https://haw-movie.com


©️2022「ハウ」製作委員会

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