- 2016.12.06
本格派の中華やインド料理、エチオピア料理にジャマイカン・・・。食のオプションが溢れる都会に住んでいても、エスニック料理が好きな人なら、いつか本場の味を試したいと思うのは当然のこと。滞在中毎日昼も夜も華麗なグルメを(しかも超お安く)楽しみたいなら、行くべきはベトナム。胃袋を道しるべに、北から南へと横断しましょう。
首都ハノイは薫り高いフォーの誕生の地。ベトナム料理と聞いて多くの人が最初に思い浮かべるこのライスヌードルは、ひと口ごとに辛味、甘味、酸味、苦味、塩味の五味が見事なバランスで舌に広がる、この国の食の哲学をストレートに体現した料理。ハノイでは“マズい”フォーにはあまり出会わないけれど、中にはやはり行列のできる“ウマい”店もあるわけです。間違いなく美味しいフォーに出会うには、旧市街にある「ザー・トゥイン(Gia Truyen)」、またはロー・ドゥック(Lò Đúc)通りの「フォー・ティン(Pho Thin)」 へ。または、「メトロポール(Metropole)」で朝を迎えるというのも一案です。このホテルの魅力はたくさんあるけれど、食もそのひとつ。特に朝食メニューはとにかくゴージャスです。背の高いグラスに注がれたベトナムコーヒーこと、カフェ・スア・ダー(cà phê sữa đá)を飲んで、一日をスタート。次の町に向かう前に、バインクオン(bánh cuốn)と呼ばれる蒸し春巻きと、海老や豚肉を入れたクレープ風のバインセオ(bánh xèo)も食べ忘れのないように。食事のお供には冷たいベトナム風緑茶トラ・ダー(trà đá)javascript:nicTemp();、または「ラ・ルー(La Rue)」をはじめとする地ビールも。
フエ、ホイアン、ホーチミン続く、最新グルメガイド。続きは【Tablet Magazine】で。