JTB「CO2ゼロ旅行プログラム」発売開始
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2021年12月15日公開

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JTBは、カーボンオフセットの仕組みを取り入れた旅行商品「CO2ゼロ旅行」に加え、SDGsの本質理解をアクションにつなぐ学習教材「SDGsワークショップ ~Decade of Action~」をセットにした新商品「CO2ゼロ旅行プログラム」を修学旅行や校外学習などの探究学習を実施する教育機関向けに2021年12月2日から販売を開始した。

CO2ゼロ旅行プログラムは、教室でのSDGsの「学び」を「行動」に移すためのツール。旅マエの事前学習で自分ごととしてSDGsを学び、CO2を削減するための行動をした上で、修学旅行の移動などで発生するCO2をグリーン電力の仕組みを利用してオフセットする(CO2排出量を相殺)。グリーン電力購入の証明としてグリーン電力証書が学校に1枚発行され、国内の再生可能エネルギー自給率アップや地球温暖化の抑制への貢献につながる。

CO2ゼロ旅行プログラムの背景として、世界的な気候変動による自然災害が多発し、脱炭素社会へ向けた具体的な取り組みが急務となっている中で、観光分野においてのCO2排出量は世界全体の1割を占めると言われており、2021年11月、COP26にて観光における気候変動対策「グラスゴー宣言」が正式に立ち上げられ、観光分野において2030年までに排出ガスを半減、2050年までに実質ゼロ達成を目指すことが宣言された。旅行をサステナブルに行うことが地球温暖化抑制のための重要な手段であるとJTBは考えている。

JTBはすでに2007年よりエコツアーブランド「GreenShoes(グリーンシューズ)」や「LOVEARTH(ラバース)」などの旅行商品を中心に「CO2ゼロ旅行」を販売している。CO2ゼロ旅行には延べ17,765名が参加し、総発電量914,200kWhの自然エネルギーを調達することで、旅行の際の移動などで排出されたCO2を相殺した。このカーボンオフセットの仕組みを利用して削減したCO2量は447トンに相当する。

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