悲しい恋の物語 人魚姫の像100周年
期間:2013年8月23日のみ
[リスヴェル編集部]2013年05月23日公開

エリア:ヨーロッパ  > デンマーク  > コペンハーゲン / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , イベント・フェスティバル , 

コペンハーゲンの有名な観光スポット「人魚姫」の像は、1913年8月23日にランゲリニエ埠頭に設置・公開されてから今年で100周年を迎える。コペンハーゲン市では、100周年を記念した祝賀セレモニーを2013年8月23日に実施する予定だが、詳細は後日発表される。

この人魚姫像は、高さ125 cm、重さ175 kgのブロンズ像。当時のコペンハーゲン市の醸造家カール・ヤコブセン氏から寄贈されたもので、制作者はエドワード・エリクセン氏。モデルはエリクセンの妻、エリーネ・エリクセンさんだそうだ。人魚は、下半身が魚のはずだが、この像は足首近くまでが人間のまま。モデルの足があまりに美しかったためと言われている。

人魚姫は、デンマーク語で「Den lille Havfrue」、英語では「The Little Mermaid」。デンマークの代表的な童話作家・詩人であるハンス・クリスチャン・アンデルセン原作の童話で、1836年に発表された代表作品。20世紀初頭にはバレエとしても上演されていた。どこまでも純粋に王子を愛しながらも、報われる事がなかった人魚姫の悲しい恋の物語は、失恋を繰り返し、生涯独身を通したアンデルセンの苦い思いが投影されていると言われている。

人魚姫の像へのアクセス:
コペンハーゲン近郊列車エストー(S-tog)のエスターポート(Østerport)駅下車後、徒歩約20分。または市庁舎前広場から市バス26番で約20分のインディアカイ(Indiakaj)で下車、徒歩すぐ。

【人魚姫100周年セレモニー】
日 程: 2013年8月23日
場 所: 「人魚姫(Den lille Havfrue)」の像 コペンハーゲンのランゲリニエ埠頭(Langelinie)
URL: http://www.mermaidsculpture.dk

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