長崎県に日本初の常設城泊施設が誕生!「平戸城 CASTLE STAY 懐柔櫓」
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2021年04月13日公開

エリア:アジア  > 日本  > 長崎 / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , 

自治体施設を活用した観光資源の創造、地域活性、地方創生として、長崎県平戸市にある平戸城の懐柔櫓(かいじゅうやぐら)を宿泊施設に改装し、「平戸城 CASTLE STAY 懐柔櫓」が2021年4月1日にオープンした。常設の城泊施設としては日本初となる。

平戸城のある平戸島は、九州本土の西北端、平戸瀬戸を隔てて南北に細長く横たわっており、北に玄界灘、西に東シナ海を望み、季節によって表情の異なる大自然豊かな美しい島として親しまれ、毎年多くの観光客が訪れている。その平戸島の平戸瀬戸に突出した亀岡山に建つ平戸城は、平戸藩主松浦氏の居城として江戸時代中期になって再建され、日本百名城にも指定されている。

今回、宿泊施設として活用するのは、1977年に復元された鉄筋コンクリート2階建ての懐柔櫓。かつては倉庫として使われていたこの懐柔櫓を、平戸市がインバウンド需要を見込んで耐震補強など約1億2,000万円をかけて改修した。管理運営は、平戸城本丸や見奏櫓(けんそうやぐら)の管理も担う株式会社狼煙が行う。

客室の特徴は、桃山〜江戸時代の美意識を現代に伝える空間で、伝統とモダンを融合させた華やかさの中に平戸らしさを表現。インテリアは、桃山時代の後期に興ったデザイン性の高い「琳派」をイメージし、琳派の画家で蝶を中心に生態系を描く九州出身の小松孝英氏が描き下ろした蝶や桜の壁画を中心としたデザイン。また、海に面する3面ガラス張りのバスルームからは、平戸大橋と美しい平戸島の海を見渡すことができる。

平戸城 CASTLE STAY 懐柔櫓の広さは119.76㎡、2階建ての宿泊施設。宿泊は、1日1組限定で完全貸切、平戸の特別城主として非日常の気分を味わえる特別感を重視し、料金は1組66万円(税込・サービス料別・食事別)から設定。神楽、茶席など、宿泊者のみ限定で体験できる特別な城主体験をオプションで用意している。

「平戸城CASTLE STAY懐柔櫓」 概要
所在地 : 長崎県平戸市岩の上町1446
運営会社: 株式会社狼煙
客室数 : 1室
収容数 : 1組5名
宿泊料金: 1泊1室 66万円(税込・サービス料別)
開 業 : 2021年4月1日
設 備 : 広さ119.76㎡ / 2階建て
ベッドルーム / リビングダイニングルーム / 和室コーナー/ウッドデッキ/ダブルサイズベッド(2台) / 洗面台(2ヶ所)/浴室(シャワー・床暖房付き)/トイレ(2ヶ所) / ワインセラー(小)/冷蔵庫(小) / コーヒーメーカー
アクセス: 福岡空港より車で約2時間 ※リムジンタクシー用意可能(要事前予約)
公式サイト: https://www.castlestay.jp/

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