旅行の未来に関する9つの予測
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[リスヴェル編集部]2020年10月30日公開

エリア:指定なし / ジャンル:旅行準備 , 

世界最大級の宿泊予約サイト「Booking.com」は、28ヶ国2万人の旅行者から集めた調査とユーザーの検索や好みに関するデータなどから導き出した旅行の未来について9つの予測を発表した。2021年以降の旅行トレンドは、「より賢く、人と環境にやさしく、安全に」ということになると推察している。

新型コロナウイルス感染症による前代未聞のパンデミックの影響で人々の生活や世界状況までもが変化を余儀なくされる中、旅行の形も以前と同じ状態に戻るまでには時間がかかると考えられる。旅行市場の展望や人々の行動の著しい変化に対応するため、旅行業界におけるイノベーションは今まで以上に加速することが予想され、旅行者はさらに高い安全性やよりサステイナブルなオプションを求めるようになり、旅行形態の選択肢も変化することが予想される。

2021年以降の旅行トレンド一覧:

1. 旅への強い欲求の高まり
2. さらなる「価値提供」の重要性の増加
3. 遠方よりも、親しみのあるマイクロツーリズムの需要増加
4. 検索による「理想の旅」を追求
5. 「安全」が大きなポイントに
6. 旅行での「サステイナブル」な意識の高まり
7. 「ワーケーション」需要が増加の傾向に
8. 自然を堪能する「シンプルな旅」の魅力を再発見
9. 安心・手軽な旅行体験のためのテクノロジー利用が加速


旅行したいという欲求は消えておらず、旅行者の65%が「再び旅行するのが楽しみである」と回答し、61%が今までよりも旅行のありがたみを感じていると回答。また、回答者の53%が「もっと世界の色々な場所を旅行したい欲求が強まった」と答え、42%(Z世代は51%、ミレニアル世代は49%)が「2020年に旅行ができなかった分を今後取り戻したい」と答えている。

多くの旅行者が新型コロナウイルス感染症対策を強化するようになり、旅行業界にも新しい生活様式に対応できるような取り組みを期待している。安心・安全の追求と共に、旅行者の53%が「将来はよりサステイナブルに旅行したい」と回答し、新型コロナウイルス感染症によって環境や地域コミュニティへのインパクトに関する意識が一層高まっていることから、2021年以降はよりエコフレンドリーな傾向が見られると予測。69%の回答者が「旅行業界に対して、よりサステイナブルな旅行オプションを提供すること」を求めている。また、テレワークの普及により通勤しなくなったことから、都会に住む自らのライフスタイルを再確認・再構築する人がいるように、旅行にも自然を堪能する「シンプルな旅」の魅力を再発見すると推測している。

ブッキング・ドットコムが発表する旅行の未来におけるトレンド:
https://www.booking.com/articles/category/future-of-travel.html


調査方法を含めた全文:
https://news.booking.com/future-of-travel-lead/

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