香港の代名詞といえば、高層ビル、活気のある生活風景、国際アートシーン、国際的に有名なグルメなどがあるが、香港の「癒やし」の側面は意外と知られていない。香港政府観光局は、コロナ禍で注目される、自然、ウェルネス、サステナビリティーと香港を結び付けて、香港でリラックスして寛いだり、素朴な自然に触れたり、現地の文化や伝統を再発見する機会を紹介している。

香港の総面積70％以上を占める大自然の中へ
香港には驚くべき広大な自然と多様な生態系が存在する。総面積の70％以上が自然豊かな美しい景観に囲まれている。どの方角でも30分程行けば山間部になることは意外と知られていない。

情緒の発達、自己認識の向上を支援する自然散策
都市部と田舎、新しいものと古いもの、東洋と西洋など、香港はコントラストが非常に豊かで、ちょっと移動すれば自然を存分に体験できる素晴らしい場所がある。大潭郊野公園（Tai Tam Country Park）、船湾淡水湖（Plover Cove Reservoir）、西貢（Sai Kung）の素朴な森を穏やかに散策することができる。https://www.kembali.org

アドレナリンを刺激するスポーツ
アクティブ派の方は、北東部の新界にある西貢のバサルト島の岩場で「コーステアリング」（岩だらけの海岸を、飛び込み、泳ぎ、登りながら進むアクティビティー）やクリフダイビングが楽しめる。香港UNESCO世界ジオパークに登録されているこのエリアは生態学の宝庫で、火山岩の形成について知り、洞窟や海の景観を楽しめる。https://www.ecotravel.hk/en/home-en/

様々な宿泊スタイルで楽しめるグランピング
グランピングは、キャンプの楽しみとホテルの快適さを組み合わせたスタイル。長洲島(Cheung Chau island)の西園（Saiyuen）キャンピング＆アドベンチャーパークの一風変わったバブルテントで星空のもとで一夜を過ごすことができる。このアウトドア施設では、広大な敷地内でモンゴルのゲル（ユルトとも呼ばれる）やサファリスタイルのテント、ティピー（アメリカ先住民のテント）まで様々な宿泊スタイルを提供。昼間は島の探索、林冠ウォーク、アーチェリー体験、バブルサッカーなどを楽しめる。https://www.saiyuen.com

6,000種類の海の生物と楽しむウォータースポーツ
もともと漁村だった香港は、古くから海と慣れ親しんでいる。現地のウォータースポーツショップでは、エリア全体でシュノーケリングやダイビングプログラムを展開しており、東平洲(Tung Ping Chau)、赤洲(Port Island)、果洲群島(the Ninepin Group of islands)、龍蝦灣(Lobster Bay)など遠方への定期的なツアーも企画。300種類以上の魚、6,000種類の海の生物、80種類のサンゴなど、現地の海の生き物に出会える。https://www.divinghk.com