シンガポールを代表するホテルのひとつ「マリーナベイ・サンズ 」の現在
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年09月 7日公開

エリア:アジア  > シンガポール  > シンガポール / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , 

シンガポール政府観光局が発信する「Inbound Singapore」8月号において、シンガポールを代表するホテルのひとつ「マリーナベイ・サンズ」の現在の状況を伝えている。

マリーナベイ・サンズは統合型リゾートとして、ホテル、インフィニティプール、バンヤンツリー・スパ、フィットネスクラブ、サンズ・スカイパーク展望デッキ、カジノ、そしてほとんどのレストランが営業を再開している。

新型コロナウイルスが発生した1月以降、統合型リゾート全体の衛生・消毒を強化し、サーキットブレーカー発動に伴う約3か月の閉鎖期間中も40以上のタスクフォースを掲げて再開に向けたニューノーマルに沿った運営の在り方を強化した。

主な取り組みとして、
(1)安全と清潔を確保するため、シンガポールの衛生基準「SGクリーン」認証を4月に取得。また、国際的な検査機関ビューロー・ベリタス(仏)が掲げる健康・安全基準に沿った運営管理

(2)ホテルでは、カードキーの消毒や医療機関レベルの消毒材を使った客室の清掃に加えて、アメニティには感染予防の除菌シート、体温計、非接触型のキー、使い捨て手袋を用意。客室清掃には静電噴霧器技術を用いた機器を使用し、室内の空気や接触面の消毒を実施。リネン類はウイルスやバクテリアを除去するため70°Cで洗浄

(3)レストランでは配置を変更し、ビュッフェは接触を最小限に抑えて安全な距離確保する対策を講じ、メニューの閲覧もQRコードから自身の端末で閲覧できるようデジタル化

(4)ショッピング施設は安全対策を強化し営業再開。また、新たに導入したオンライン・ショッピング「クリック&デリバー」サービスを活用し、旬なアイテムをシンガポール全土へ無料で送付

(5)その他の施設として、サンズエキスポ内のエスカレーターの手すりに自動クリーニング機を導入、接触頻度の高いエレベーターのボタンへの自動消毒コーティングや、会議室など密閉された空間には消毒のためUVCライトを導入

(6)テクノロジーやアプリの導入によって非接触式の滞在を提供。非接触式決済、デジタル・チェックイン、客室内設備の遠隔操作、また、プールとフィットネスセンターでは、行列管理システムを導入

(7)スタッフの安全研修の実施。安全なディスタンシングの徹底を図るため、これまでに約1000名のスタッフに対して安全を確保するための責任者研修を実施

マリーナベイ・サンズ公式サイト内 安全対策
https://jp.marinabaysands.com/company-information/sands-clean-and-safe.html


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