新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する旅行者調査
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年06月 1日公開

エリア:指定なし / ジャンル:旅行準備 , 

世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して旅行者の意識の変化に関するアンケート調査を実施した。

このアンケート調査は、過去12ヶ月に旅行を経験した旅行の意思決定者に対して世界6カ国で2020年4月に実施。どの国でも9割以上の旅行者が「新型コロナウイルスに不安を抱いている」と回答する一方、「外出規制で今すぐ行けなくても旅行は重要なものだ」と回答した人が6割を超え、旅行への需要は高い。

日本人旅行者の意識の変化は?
首都圏での緊急事態宣言は5月25日に解除されたが、依然として新型コロナウイルスに対する不安は高いものの、今後の旅行に対しては61%の回答者が「1年以内には旅行に出たい」と回答。また、34%が「今後6ヶ月以内に近場で旅行をしたい」と回答。

旅行先を決める上で今後重要になる点は?
「旅行先の地域における感染状況」(54%)、「密を避けられる環境」(52%)、「地域単位で公衆衛生に取り組んでいること」(42%)が旅先を決める上で今後重要になっていく。また、宿泊施設を決める上で重要なことは、「手指消毒剤の配布や整備」(65%)、「施設内の定期的な消毒」(60%)、「従業員や宿泊客の健康チェックをしていること」(51%)である。

旅行者意識の変化に、どう対応するべきか
トリップアドバイザーの調査結果から、新型コロナウイルス感染症が旅行者の意思決定に与える影響は明らかである。With Coronaと言われるこのような新しい生活様式の中で、安心して旅行できる環境を提供するために観光関連事業者ができることを考え、アフターコロナの時代に則した新たなビジネスの様式を提供していく必要があるのだろう。

トリップアドバイザーのアンケート調査結果の資料:https://view.highspot.com/viewer/5ec603a4a2e3a93de613599e

Photo by Frank Vessia on Unsplash, https://unsplash.com/@frankvex

【お問い合わせ】

risvel facebook