- 2016.12.06
かつてはリビエラマヤの、のどかな砂浜でしかなかったトゥルムだけれど、近年はリュクスなヨガ合宿施設やエコ菜園セミナーが増え、ロハス・トラベラーがこぞって訪れるホリスティック・パラダイスとして知られています。パーティーリゾートとして有名なカンクンから130km。クルーズ客船の船着き場でもあるプラヤデルカルメンからは50km。けれど知名度が上がり始めた今でもトゥルムは、相変わらずちょっと埃っぽいその村景色をとどめています。辺りにあるのは目抜き通り1本。道を挟んで一方にジャングルと貴重な淡水鍾乳穴、もう一方にマヤ遺跡と世界第二の大きさを誇る大サンゴ礁が構えているだけ。
ここは、これでもかと言わんばかりにゆったりしたテンポで時が流れる場所。ちょっと急いたようなフリをしても、周りの人からは軽く無視されるか、カンクンのある北へと促されるだけです。隣接したほかのビーチに比べると、トゥルムの砂はもう少し肌に優しく、水も穏やかな気がします。それは訪れる人の心の表れでもあるのでしょうが、実際に地元の住民たちが積極的にこの村の自然保護にあたっているというのも、大きな理由でしょう。
そんな地元住民の一人が、海に面した「カーサ・デ・ラス・オラス(Casa de las Olas)」のオーナー、ジェームス・グリーンフィールド氏。環境保護に力を入れている彼は、ゲストルーム全5部屋のみのこのホテルにソーラーパネルと、20,000ℓ対応の雨水資源化用タンクを搭載。完全に太陽光発電のみで運営されているのは、トゥルムでもここだけ。客室には生物分解性の石けんやシャンプーを用意しています。
今回はスライドを通して、カーサ・デ・ラス・オラスはもちろん、自家栽培オーガニック食材を利用した地元レストランなど、トゥルムのグリーン・ライフスタイルをご紹介。続きは【Tablet Magazine】で。