佐賀県武雄市の秋祭り奉納「武雄の荒踊」
期間:2018年9月23日のみ
[リスヴェル編集部]2018年09月18日公開

エリア:アジア  > 日本  > 佐賀 / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

毎年9月の彼岸の中日(今年は9月23日)には、佐賀県武雄市の磐井八幡社(中野)、正一位神社(宇土手)、松尾神社(高瀬)の3つの地区の氏神社で奉納「武雄の荒踊」が行われる。

武雄の荒踊(たけおのあらおどり)は、旧武雄領のみに伝わる民俗芸能で、その由来は約470年前の戦で戦勝を祝して、足軽たちが即興的に踊ったのが始まりと言い伝えられている。戦前までは約20地区に伝承されていたが、現在は、3地区(中野・宇土手・高瀬)が武雄の荒踊として国の重要無形民俗文化財に指定されている。

荒踊は、モッショ(猛将、模師匠)とカキ(垣)と呼ばれる踊り手と、笛・鉦・モリャーシ(締太鼓)・大太鼓の囃子方および謡い手から構成されており、モッショは、先モッショ(2~3人)と後モッショ(1~2人)があり、踊り手の中心としての指揮者的存在。その周りにカキが円陣をつくり、謡い手の唄にあわせて力強く軽快に踊る。

踊りの流れは、2系統あり、宇土手・高瀬地区のものは素朴で武道の型を思わせるように力強く、中野地区のものは優美で手の振りに特色がある。力強く軽快な所作や情緒的な歌詞などは地域的特性が際立ち、伝承の確かな民俗芸能として重宝されている。

中野の荒踊
奉納場所/磐井八幡社(武雄市朝日町大字中野5483)
開始時間/10:30~
保存会/中野荒踊保存会(雨天時:中野公民館)


宇土手の荒踊
奉納場所/正一位神社(武雄市東川登町大字袴野13511)
開始時間/荒踊奉納14:00~
保存会/宇土手荒踊保存会(雨天時:川登中学校体育館)


高瀬の荒踊
奉納場所/松尾神社(武雄市西川登町大字神六23309)
開始時間/14時から打込・荒踊開始
備考/荒踊奉納後、一時休憩。その後、個人踊
保存会/高瀬荒踊保存会(雨天時:高瀬コミュニティセンター)


※天候および神事によって時間帯・場所の変更あり。

武雄市観光協会
http://www.takeo-kk.net/event/001418.php

佐賀県の観光情報「あそぼーさが」
http://www.asobo-saga.jp/

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