- 2026.06.10
コモ ホテルズ アンド リゾーツは2026年4月30日、フランス・コートダジュールのサントロペ湾を見渡す高台に「コモ ル ボーヴァロン(COMO Le Beauvallon)」を開業した。1914年に建てられたベルエポック様式の宮殿を改修した同ホテルは、ウィンストン・チャーチル氏やオードリー・ヘプバーン氏といった著名人が滞在した歴史を持つ。約20年間、貸切専用イベント会場として運営されていたが、2026年に一般宿泊を再開した。
10エーカーの私有地に建ち、客室数は42室(スイート28室・客室14室)。プロヴァンスの丘陵を望む「スーペリア」(18㎡/5室)、パノラマビューの「デラックス」(25㎡/9室)から、息を呑む海の眺望を誇る最上位「コモ スイート」(199㎡/1室)まで7タイプを揃える。「ジュニア スイート」(40〜50㎡/14室)は庭園または海を望む広々とした空間にキングサイズベッドを完備し、「ボーヴァロン スイート」(50〜55㎡/10室)はコネクティングルームとしての利用も可能な1ベッドルームタイプ。ファミリー向けには独立したリビングと2つのバスルームを備える2ベッドルームタイプ(84〜103㎡)も3室用意する。宿泊料金は1泊840ユーロから(参考価格)。
ダイニングは世界中に20軒以上のレストランを展開するシェフ、ヤニック・アレノ氏が全体を監修。東南アジア料理と地中海料理を融合させたビーチクラブのシグネチャーレストラン「ボーヴァロン シュル メール バイ ヤニック・アレノ」のほか、オールデイダイニング「ウィンター ガーデン」、夕暮れのラウンジ「リビエラ テラス」を備える。
ウェルネス施設「コモ シャンバラ(COMO Shambhala)」には25mプール、トリートメントルーム2室、ジム、ヨガスペースを用意する。庭園にはプリツカー賞受賞建築家・伊東豊雄氏の「サーペンタイン ギャラリー サマー パビリオン 2002」が設けられている。また、専用桟橋からスピードボートでサントロペ港まで約8分でアクセスできる。
コモ ル ボーヴァロンが誇る300点を超えるアートの作品群は、中国哲学の影響を受けつつ、アジア文化とリビエラの芸術的遺産とのクロスカルチャーな対話ともいえる現代アートの豊かなタペストリーだ。形式的な展覧会というよりも、そこで紡がれる物語のように展開されるこのコレクションは、長い歳月をかけて築き上げられてきた。中国や東南アジアの現代的な表現手法を取り入れながら、フランスのリビエラが歩んできた芸術の歴史を背景に、文化や哲学、時代を超えた静かな交流を映し出している。
【参考情報】
コモ ル ボーヴァロン(COMO Le Beauvallon)
住所:Boulevard des Collines, 83310 Grimaud, France
開業:2026年4月30日
客室数:42室(スイート28室・客室14室)
宿泊料金:1泊840ユーロ〜(参考価格)
アクセス:ニース空港から車で約90分、ヘリコプターで約20分
公式サイト:https://www.comohotels.com/lebeauvallon



