- 2024.12.13
ニューカレドニア観光局によると、日本人が初めて移民労働者としてニューカレドニアに上陸して120年という節目の年、2012年12月14日、ニューカレドニのチオ市営墓地で日本人慰霊碑の落成式が行われた。落成式には、日本およびニューカレドニアの多くの方々が出席し、チオで亡くなった日本人の方々の名前が日本語とアルファベットで彫り刻まれた慰霊碑で祈りを捧げた。慰霊碑は、沖縄在住の松田幸代氏が設計。
チオでは早くからニッケル鉱山が開発され、不足する労働力を補うために日本から移民労働者を募集、そのほとんどが熊本県の出身者だった。1892年に約600名の日本人を乗せた広島丸がチオの港に到着。それから120年、当時の過酷な労働条件の中で、異国の地で亡くなられた人も少なくなかった。2012年7月初めに盛大に行われた日本人移民120周年祭でも、チオでのカトリックと仏教式による慰霊祭がおごそかに行われた。
南太平洋の美しい島ニューカレドニアのバリア・リーフ(珊瑚礁)は世界遺産に登録されている。美しい自然と青い海の南の島で、120年前、果敢に人生を切り開こうとした日本人の歴史が刻まれている。慰霊碑に黙祷ささげる。
チオの日本人慰霊碑落成式の案内をPDF形式でダウンロード
情報提供: ニューカレドニア観光局