タヒチの祭祀遺跡「タプタプアテア」がユネスコ世界文化遺産に登録
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2017年08月11日公開

エリア:南太平洋  > タヒチ / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 

南太平洋の楽園タヒチ、手付かずの美しい自然やブルーラグーンに囲まれた118の島々から成り、固有の文化を育み、独特のフレンチ・ポリネシア・スタイルの暮らしを垣間見ることができる。日本から国際線直行便で約11時間の距離にある。

タヒチのライアテア島にあるポリネシア古代宗教の祭祀殿遺跡「タプタプアテア(TAPUTAPUATEA)」が、今年7月9日にユネスコ世界文化遺産登録として正式に承認された。

タプタプアテアのような、祭祀する神聖な場所を「マラエ」と呼ぶ。マラエとは、ヨーロッパの宣教師達がこの地に到着する以前、ポリネシア人の祖先が精神的な力の源である「マナ(MANA)」が宿ると信じた何百もの石を並べた神聖な場所。タプタプアテアのマラエは、フランスの海外県として初のユネスコ世界文化遺産となった。

ライアテア島は首都パペーテのあるタヒチ島から219km、国内線を利用して行くことができる(飛行時間45分)。ライアテア(RAIATEA)の意味はタヒチ語で「遙かなる楽園」と「柔らかな光の空」を意味する。タヒチの島々の中で2番目に大きな経済の中心地ライアテア島は、今回認定されたマラエのある歴史的なエリアに加え、標高1,000mの美しく険しい山々と海の両方の魅力を満喫できる美しい島。タピオイ山やテメハニ山にあるハイキングコースは緑豊かで、運が良ければこの地にしか咲かない花「ティアレ・アペタヒ」という特別な花に出会えるかも。

ライアテア島にビーチはあまり多くないが、カヤックやボートを利用して数多くのモツ(無人島)の美しいビーチにアクセス可能。熱帯魚が数多く生息するコーラルガーデンで泳いだり、ヤシの木々に囲まれながらゆっくりと過ごしたりすることができる。また、ライアテア島の水深30m程の海底には、「Nordby」と呼ばれる難破船を見る事ができるダイビングスポットがある。

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