優雅さと機知に富んだ「高慢と偏見」のライフスタイルを体験
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2013年01月28日公開

エリア:ヨーロッパ  > イギリス(英国) / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , イベント・フェスティバル , 

イギリスの小説家ジェーン・オースティンの長編恋愛小説「高慢と偏見(Pride and Prejudice)」が出版されたのが1813年1月28日、まさに200年前の今日だ。2013年はこの名作が出版されて200周年を迎えた。精緻を極めた人物描写と軽妙なストーリー展開が見事で、傑作と名高いこの作品から映画やドラマシリーズが生まれ、現在も熱烈なファンが多い。

優雅なジョージア王朝時代に栄え、ジェーン・オースティンとのゆかりの深い町バースでは、毎年「ジェーン・オースティン・フェスティバル(Jane Austen Festival)」が開催される。このイベントは、紳士淑女が豪華なガウン、シルクハット、ボンネット(婦人用の帽子)を着飾った大規模な仮装祭りで、そのあまりの多さに摂政時代のイギリスにタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。2013年の開催は、9月13日から21日までの9日間。期間中には、オースティンの時代に関連する昼食会、市場、劇場公演、講座、ワークショップも開催されるが、これらの多くはチケット制のため事前に予約が必要になる。

ジェーン・オースティン・センター
http://www.janeausten.co.uk/

2011年のジェーン・オースティン・フェスティバルの様子はYouTubeで!

イングランド南岸ハンプシャーには、ジェーン・オースティン記念館がある。ジェーン・オースティンは、ウィンチェスターとロンドンの間にあるハンプシャー州の村チュートンで晩年の8年間を過ごした。「説得」や「エマ」など円熟した作品の執筆や初期作品の加筆修正の大半はここで行われた。オースティンのファンにとっては、ここが実質的な聖地であり、オースティンの作品を知らない人にとっても、作者の人生を垣間見ることのできる魅力的な17世紀ののどかな村の邸宅だ。ジェーン・オースティンは死後、ウィンチェスター大聖堂の傍らに葬られた。大空にそびえるゴシック建築の大聖堂も一見に値する。

ジェーン・オースティン記念館
http://www.jane-austens-house-museum.org.uk/

情報提供:英国政府観光庁

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