オーストリアの秋の味覚マローニスッペとシュトルム
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2016年09月29日公開

エリア:ヨーロッパ  > オーストリア / ジャンル:グルメ・スイーツ , 

秋の味覚としてオーストリアで味わうことができる栗のスープ「マローニスッペ」がある。レストランによって作り方は様々だが、生クリームやシュペック(熟成生ハム)などをトッピングしたりするレストランが多い。余り日本では馴染みのない栗スープなので、この時期にインスブルックを訪れる旅行者には郷土料理のひとつとして楽しんでいただきたい。

もう一つの秋の味覚は、ワインになる前段階の発酵途中の白濁したブドウ酒「シュトゥルム(Sturm)」。ドイツ語で“嵐”を意味する。アルコール度数は約3%で、葡萄ジュースの甘さと発酵した酸味が特徴で、飲みやすいので飲み過ぎに注意が必要かも!?シュトゥルムが飲める時期は、新酒のワインが解禁になる前の9月初旬から10月下旬。ウィーンなどでは街中のスタンドで味わうこともできる。

アルコールが苦手の方には、モスト(Most)がオススメ。葡萄を絞った後のまだ発酵する前の果汁のこと。リンゴやナシなどから作られるモストは、刻んでプレスした後、木の樽に入れ軽く発酵させるため、ほとんどアルコールはない。伝統的な農民の飲み物で、素朴な味わいだが、炭酸水で割って飲むと美味しく飲める。モストもシュトルムも、秋の葡萄の収穫と圧搾が済んだ後の一定期期間だけ楽しむことができる季節の味。


画像提供:インスブルック市観光局

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