センターラホテル＆リゾート（タイランド・バンコク）は今月6日、新ホテルブランド「COSI Hotels（コージーホテル）」の設立に着手した事を発表しました。
快適、かつ低価格な滞在がテーマの同ブランドは主としてオンライン予約をターゲットに販売される予定です。第１軒目は2015年に開業予定、2020年までに少なくとも30軒の開業を予定しています。

センターラホテル＆リゾートの最高経営責任者、Thirayuth Chirathivat氏は以下のように語っています。
「近年急成長を遂げているLCC(ローコストエアライン)のシェアは、アセアン諸国全体の航空業界の51％を占めています。2015年に予定されているASEAN経済共同体(ASEAN Economic Community – AEC)の実現にむけて、このトレンドは加速するものと予測しています。我々はこの市場セグメントに着手する好機と判断し、COSI Hotelsのブランド展開を決定しました。マーケティング、セールスはウェブサイトを中心に行い、ブランドロゴにも“ドットコム”を含めます。」
センターラ・インターナショナル・マネージメント株式会社の事業開発副社長、Suparat Uahwatanasakul氏は、COSI Hotelsの意味を次のように説明しています。
C – Comfortable（快適） 快適で心地よい滞在をサポートする客室と施設
O – Open（開放的） 分かり易いホテルシステムと幅広い客層に適した価格帯
S – Sensible（実用的） 必要なものを絞り込んだ実用的でエコフレンドリーなデザイン
I – Individual（個人的） 様々な年齢層、マーケット、ニーズに対応

「販売価格は1泊１室1000-1250タイバーツを予定しています。料金は在庫・予約条件と連動する変動価格制を取り入れます。まずはタイランド国内の主要都市から開業し、その後アセアン諸国、中国、オーストラリア、ニュージランドに展開する予定です。」

COSI HotelsはすべてのホテルでWi-Fiインターネット無料、利便性にこだわったテイクアウト専門レストラン、会議室、映画やスポーツ鑑賞のためのロビーエリアなどが設けられます。客室はダブルもしくはツインベッドから選択可能で、ファミリー向けの客室も利用可能です。

センターラ・ホテル＆リゾートはタイ国内に40件、国外（モルジブ、モーリシャス、バリ、ベトナム、スリランカ）に18件、計58件のホテル＆リゾートを運営しています。