- 2016.12.06
レストランは、結局のところレストランでしかない、と言う人もいるかもしれません。でも、中には、その土地のユニークな個性を表現する手段として存在するレストランもあるのです。かっこつけた言い方に聞こえるでしょうか?それならば、ここで紹介するような、地元の食材をゲストの口元へ届けるべく努力を惜しまないホテルを訪れてみてください。ダイニングルームの窓から見える菜園で育った野菜やハーブと、その先の丘に広がるぶどう園で造られたワインを味わいながら、私たちの言葉を思い出せば、あなたもきっと納得するはず・・・。
アメリカ合衆国|グレート・スモーキー・マウンテンズ(テネシー州)
テネシー州のグレート・スモーキー山脈国立公園を望む「ブラックベリー・ファーム」は、このエリアでも屈指の高級宿。けれど、営業の中心となっているのは、その農家。野菜からハーブ、チーズにジャムに、ワイルドフラワーの蜂蜜まで、ここで食べるものは、ほぼそのすべてが敷地内で作れらたものなんです。
2. L’ANDANA
イタリア|グロッセート(トスカーナ州)
フランス人シェフ、アラン・デュカス氏は、ご存知のとおりホスピタリティ業にも長けた人。その彼が手がける「ランダーナ」は、非の打ち所のない一流ホテルであり、遠くへと穏やかな波を打つオリーブ園とぶどう園に囲まれたトスカーナの美食メッカとなっています。グルメを語るなら、必ず巡礼に訪れたいアドレスでしょう。
3. NORTHCOTE
イギリス|ブラックバーン(ランカシャー州)
1981年、GMのクレイグ・バンクロフト氏が、思い切りでナイジェル・ハワースという名の若手シェフの起用を決めて以来、「ノースコート」は食が目玉のホテルへと成長。ミシュラン星付レストラン兼クッキングスクールは、敷地内の伝統的なカントリーハウス式菜園で育った食材に焦点を当てたメニューを展開しています。
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