永遠の29歳を生き続けた孤独な女性の物語
期間:2015年10月17日から
[リスヴェル編集部]2015年09月24日公開

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永遠の若さ、不老不死について描いた映画や小説などは数多く存在する。映画「永遠に美しく・・・」(1992年)、山田宗樹氏の「百年法」(2012年)、壮大な生命の本質を描いた手塚治虫氏の「火の鳥」もそのひとつであろう。自分の意思と関係なく、奇跡的に永遠の命を授かった女性の心情を表現した映画「アデライン、100年目の恋」が10月17日に公開される。永遠に若く美しいままでいられれば本当に幸せなのだろうか。アデラインを演じるブレイク・ライヴリーがその心情を見事に演技している。

奇跡的な出来事がきっかけで年を取らなくなってしまったアデライン・ボウマン。100歳を超えているのに29歳にしか見えない彼女は、怪しまれないように10年ごとに名前も住所も外見も変え、新しい人生をスタートさせなくてはならない。親しい友人も作れない彼女の心の支えは愛犬と一人娘のフレミングだけ。しかし愛犬たちの最期を次々と見届け、娘もすっかり老いてしまった今、アデラインはさらなる孤独が足音を立ててやってくるのを待っている。そんな彼女の前にカリスマ的な魅力を持つ青年エリスが現れる。エリスに惹かれていくアデラインだが、二人の間に秘密が立ちふさがり……。

《物語》
ジェニー・ラーソンという偽名を使うアデライン・ボウマン(ブレイク・ライヴリー)はある家を訪れ、「スーザン・フライシャー」名義のパスポートを購入する。自宅に戻ったアデラインは愛犬リースに餌をやり、大急ぎで職場に向かう。

ジェニーが働くのは、サンフランシスコの中央資料館。老朽化したマイクロフィルムの処理を頼まれた彼女は、過去の新聞記事を見ながらアデラインとしての人生に思いを馳せる。アデラインが生まれたのは1908年1月1日。21歳でゴールデンゲート・ブリッジの建設技師と結婚し、娘フレミングをもうけるが、結婚8年目に夫が建設現場で事故死。その冬、異常気象でベイエリアに雪が降る夜があり、実家に向かっていたアデラインの車が雪でスリップして川に転落してしまう。

低体温症で彼女の心臓が止まった瞬間、車に雷が落ち、再び心臓が動き始める。落雷による電磁圧縮作用で老化が止まったアデラインは、中年になっても外見は29歳のまま。交通違反で停車を命じた警官に怪しまれたり、FBIに拉致されかけたり。身の危険を感じ始めたアデラインは娘の安全を守るために別々の人生を送る決意をする。

「アデライン、100年目の恋」 The Age of Adaline
公開日: 2015年10月17日 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配 給: 松竹
公式サイト: http://adaline100.jp/

Photo Credit: 2015 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC, KIMMEL DISTRIBUTION,LLC AND LIONS GATE FILMS INC, ALL Rights Reserved

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