小説家の父から、時を超えて届く愛の物語
期間:2015年10月3日から
[リスヴェル編集部]2015年09月14日公開

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日本でも大ヒットを記録した映画「幸せのちから」(2007年)で、世界中を涙で包み込んだガブリエレ・ムッチーノ監督が今回描きあげたのは、ニューヨークを舞台に、1冊の小説が時を超えて少女の成長を見守っていく、父と娘のかけがえのない愛の物語。映画「パパが遺した物語(Fathers & Daughters)」が10月3日に全国で公開される。

愛する妻を交通事故で失い、自分も事故の後遺症で精神的に病んでいるにもかかわらず、愛する娘のために病気と闘いながら自分のすべての力を尽くして、娘への不変の愛を貫き、小説というひとつの形で娘への愛を遺す父親をラッセル・クロウが熱演している。

愛する人を失った時、どのような変化が自分の身体に起こるかなど予測はできない。その衝撃的な喪失感によって思考と心の溝が深まり、自分の身体をコントロールすることすらできない状態に陥る。愛する家族の誰かを失えば誰にでも起こる可能性があると実感するが、愛する娘の幸せのために、力強く生きる父親の姿に感動する。

映画は、父親ジェイク(ラッセル・クロウ)と幼少の娘のケイティが過ごす時間と、時を経て成長したケイティ(アマンダ・セイフライド)のシーンが交互に映し出される。映画を見終わった最後に、邦題のパパが遺した物語が見事に完結する。この映画は、今年見逃してはいけない映画のひとつであることは間違いない。

《物語》
過去のトラウマから、愛を見失ってしまったケイティ。自暴自棄な日々を過ごし、人と深い関係を築くことを避けて生きてきた。そんなケイティがある日、作家だった亡き父ジェイク・デイヴィスの大ファンだという青年キャメロンと出会い初めて恋に落ちる。ケイティは過去と向き合い、新しい人生に踏み出そうとするが…。次第に明かされていく過去の事件と、あまりにも純粋な父と娘の愛の物語。そしてケイティに遺された、父の最後の小説とは!?

舞台となった1989年のニューヨークは、家族や恋人たちが集う憩いの場として広大なセントラルパークや華やかなブロードウェイがある一方、スカイスクレイパー(摩天楼)がそびえる大都会の無機質な寂しさが相反する様相は、ここに住み、悩める人達の心の溝を現しているかのようである。

「パパが遺した物語」
公開日: 2015年10月3日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他全国ロードショー
提 供: ギャガ、読売新聞社
配 給: ギャガ
公式サイト: http://papa.gaga.ne.jp

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