ゼレンスキー率いる国立モスクワ音楽劇場バレエが来日
期間:2015年5月20日から 2015年5月24日まで
[リスヴェル編集部]2015年05月13日公開

エリア:アジア  > 日本  > 東京 / ジャンル:アート・カルチャー・歴史・ミュージック , 

元マリインスキーバレエのトップスター、イーゴリ・ゼレンスキーが芸術監督として率いる「国立モスクワ音楽劇場バレエ」が劇場専属オーケストラと共に総勢160名で5年ぶりの来日を果たす。バレエ団スーパーバイザーは、元ボリショイのダンスール・ノーブル、アンドレイ・ウヴァーロフが務める。

今回の来日では、劇場の代表作、ブルメイステル版「白鳥の湖」(全4幕)とブルメイステル版「エスメラルダ」の2作品を上演。世界で20以上もの異なる振付けがあり、結末がハッピーかアンハッピーかでも異なるバレエ演目の中の金字塔「白鳥の湖」。ブルメイステル版は、オデットが白鳥に姿を変えられる序章場面と、愛の力で人間に戻るというハッピーエンドの集結場面を導入している。

また、物語色が恋チャイコフスキーの書いた曲の構成を復活させ、曲の順番をできる限りオリジナルに戻して物語を明解にしている。特に黒鳥が王子をだます第3幕は注目。演奏、衣装、照明、舞台全体を計算し尽くした構成で、たかみかけるように物語が展開していく。

またヴィクトル・ユゴーの小説「ノートルダム・ド・パリ」が原作の麗しきジプシーの踊り子エスメラルダと彼女をめぐる男達の物語を描く「エスメラルダ」は、世界でも全幕は滅多にお目にかかれない名作。報われぬ愛と群衆のエネルギーを鮮やかに描いた演出が素晴らしい作品だが、今回の2作品とも見応え十分な公演になるであろう。

国立モスクワ音楽劇場バレエ 日本公演
「エスメラルダ」: 5月20日(水)、21日(木)
「白鳥の湖」:   5月23日(土)、24日(日)
公演会場: 東京文化会館大ホール(上野)
公式サイト: http://kyodotokyo.com/mamt
問合せ: キョードー東京 0570-550-799 (平日11時-18時/ 土日祝10時-18時)

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