日本人にとってフィンランドの象徴というと、オーロラ、サンタクロース、ムーミンが真っ先に思い浮かぶ人が多いのではないだろうか。フィンランドについて理解しようと思ったら、先ずサウナについて知ることが第一歩とも言われている。また、昨年はムーミンの生みの親トーベ・ヤンソン生誕100周年記念であったり、ムーミン劇場版が公開されたり、ちょっとムーミンが押し気味！？

近年では、フィンランドの大自然の素晴らしさや、マリメッコやイッタラに代表される北欧のデザインは日本人にとって人気が高い。また、日本でも注目を集めているのが北欧のノワール・ミステリー文学。詳しくは、リスヴェルのこちらの記事を参考に http://www.risvel.com/news/2136

前置きが長くなってしまったが、フィンランド政府観光局では、毎年とても面白いキャンペーンを実施している。旅の特集やガイドブックからフィンランドの事を知る方法以外に、ちょっとした遊び感覚や物語的な事を通して見ると、意外と親しみを感じたり、好奇心が掻き立てられたり、北欧の国がとても身近に感じるかも知れない。

昨年実施されたのが「フィンジェネレーター（FINNGENERATOR）」。PCやスマホから名前（漢字）と性別を入力すると、フィンランド語で自分の名前とその意味を教えてくれる。ちなみに私の場合は、Tapio Huurre。Tapioは、フィンランド神話に登場する古代の森の王様。Huurreは「霜」の意味だそうだ。なんだかフィンランドの古代の森に興味が湧いてくる。

今年3月から実施されている春のキャンペーン「フィンスコープ（FINNSCOPE）」は、フィンランドの自然をベースに作られたオリジナルな星占い。自分の生年月日を入力して「サイン（宮）を見る」をクリックすると、仮定としてその星座を持つ人の個性や特徴、フィンランド人としての職業や行動を表示してくれる。また、その星座に合わせたフィンランドの自然や文化も紹介し、フィンランドへの興味を掻き立てる。

ちなみにこちらも私の場合は、“頑固な森の鍛冶屋”だそうだ。キーワードの「森」が重なった。編集やライターの仕事は辞めて、森で生活せよ！というお告げなのだろうか。ますますフィンランドに興味が湧いてきた。

フィンジェネレーター
http://www.visitfinland.com/campaigns/finngenerator/public/ja/
フィンスコープ
http://www.visitfinland.com/finnscope/ja/

Photo Credit: VisitFinland.com