変わりゆく世界の奥深さを見つめる冒険エッセイスト求む
期間:2015年5月31日まで
[リスヴェル編集部]2015年03月25日公開

エリア:指定なし / ジャンル:コンテスト・募集告知 , 

好奇心や探究心をくすぐられた世界を旅して、自分の目で見て感じてきたことを活字で表現してみてはどうだろうか。才能を評価するのは本人ではなく、共感する人々だ。日本文学の新たな才能を発掘し、世界へと送り出すプロジェクト「TANPEN AWARD」がスタートした。毎回1つのテーマについての短編小説・短編エッセイを募集し、著名な作家がコミッショナーとして応募作品の審査を行う。

記念すべき第1回 TANPEN AWARDのテーマは「冒険エッセイ」。初代コミッショナーは旅を棲家とする作家、椎名誠氏が務める。大賞受賞作品は、コンテンツの企画制作プロデュース事業、クリエイター・エージェンシー事業を展開するクリーク・アンド・リバー社が日本国内での電子書籍の制作・配信に加え、英語への翻訳、海外配信も行う。また、コミッショナーである椎名氏の雑誌「とつげき!!シーナワールド!」に掲載されることも決定。受賞者は作家デビュー後、クリーク・アンド・リバー社がエージェントとして出版のみならず、幅広く活躍できる場を提供する。

【椎名誠氏からのメッセージ】

「ここのところ冒険小説および実体験紀行に面白いものが少なくなった。これは航空路線の発達や、インターネットによる豊富な知識吸収が背景にあると思う。そして若者は以前に比べると、確実に腰が重くなっているような気がする。それらの意味を総括すると“世界は狭くなった”ということだろう。しかし、実際に自らの足でその地に踏み込めば、まだまだ地球は広く深く不可解な要素に満ちていて、時とともにその不可思議な領域を広げているようにも感じる。若者たちには単なる未知なるエリアを探索するということだけではなく、自らの視点を持って変わりゆく世界の奥深さを見つめてきてほしい。そういった心湧き立つ現代の若者の行動力に期待を持っています。」

椎名誠氏
1944年6月14日東京都出身。1979年より、小説、エッセイ、ルポなどの作家活動に入る。文筆活動以外には辺境の地への旅をライフワークとし、旅先での写真を多数発表している。また本好きとして有名であり“活字中毒者”を自認、友人の目黒考二氏と創刊した「本の雑誌」の編集長を長く務めた。映画監督としての作品も手がけ、1996年製作の映画「白い馬」はフランス・ボーヴェ映画祭グランプリを受賞するなど幅広い分野で活躍している。

第1回 TANPEN AWARD 概要
テーマ: 「冒険エッセイ」(実話に限る)
文字数: 12,000文字~16,000文字
応募ファイル形式: ワード、テキスト形式
応募締切: 2015年5月31日(日)
応募受付メール: cr_agent@hq.cri.co.jp


Image photo 1: Peak District, England ©VisitBritain / Daniel Bosworth
Image photo 2: Wong Tai Sin Temple © Hong Kong Tourism Board

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