英国ソーホー地区に生まれた可愛らしいブティックホテル
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2014年11月 4日公開

エリア:ヨーロッパ  > イギリス(英国)  > ロンドン / ジャンル:新規オープン・改装 , ホテル・宿泊施設 , 

常に賑やかな英国ソーホー地区は、高級ホテルが建ち並ぶメイフェアからも数ブロック先にあるロンドンの中心地。そのソーホー地区の約900坪の敷地に今年6月にオープンしたホテルが「ハム・ヤード・ホテル(Ham Yard Hotel)」。グレイト・ウィンドミル通りとデンマン通りをつなぐ街路樹のある歩行者専用の大きな通りを中心に建っている。ここは、第二次世界大戦中にロンドン大空襲で空襲を受けて以来ずっと開発されずに残っていた場所。1960年代以降はじめて歴史的なハム・ヤードとデンマン・プレイスが一般に開放され、お洒落なブティックホテルに生まれ変わった。

ハム・ヤード・ホテルの開発とデザインを手掛けたのがファームデイル・ホテルズ(Firmdale Hotels)のオーナー兼デザイナーのティム・ケンプとキット・ケンプ夫妻。ロンドンに点在する英国の伝統的なタウンハウスを改装し、一室ごとに異なるインテリアデザインを施すことが特徴的で、現在ロンドンに8軒、ニューヨークに1軒の個性的なホテルを運営している。

ハム・ヤード・ホテルのデザインコンセプトは、アーバンビレッジ(様々な人々が異なる用途で持続可能なコミュニティを形成する都市構造)に着目した雰囲気。各部屋が異なるデザインを施した91室の客室とスイートだけでなく、24室の長期滞在用アパートメント、13軒の個性豊かな専門店や屋外での飲食が楽しめるレストランやバーも同敷地内にオープン。また、ゆったりと寛げる豪華なドローイング・ルームやライブラリーなどのパブリックスペースも充実しており、ファームでイル・ホテルズ初となる「ソーホーリスティック・スパ」と名付けられたスパ施設も完備している。宿泊料金は1室360ポンドから。

ハム・ヤード・ホテルの特徴はこれだけでなく、なんと176席の最新式劇場を備え、広々としたプライベートダイニングやイベントにも使えるバンケットルームも完備。さらに、テキサスからそっくり輸入した1950年代のボーリング場もあり、そこには洒落たバーとラウンジが用意されている。そして何といてもホテルの宿泊客だけに許される特典として、ロンドン市内を見渡す素敵な屋上庭園があることだ。英国の彫刻家トニー・クラッグが製作した大きなブロンズの彫刻も見逃せない。

Ham Yard Hotel
Address: One Ham Yard, London, W1D 7DT
Telephone: +44 20 3642 2000
Website: https://www.firmdalehotels.com/hotels/london/ham-yard-hotel/

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