リスボンの美しい景色と交差する人生を見つめ直す旅
期間:2014年9月13日から
[リスヴェル編集部]2014年08月22日公開

エリア:ヨーロッパ  > ポルトガル  > リスボン / ジャンル:アート・カルチャー・歴史・ミュージック , サービス・商品情報 , 

ポルトガルの首都リスボンを舞台に、世界中で愛されている名著を映像の中で見事に蘇らせた映画『リスボンに誘われて』が9月13日(土)からBunkamuraル・シネマほか全国で公開される。リスボンの路面電車や坂道、色彩豊かな建物と路地など、西ヨーロッパ最古の街の美しい風景は、観る者の旅心をくすぐる。

印象的な主人公の言葉「我々が、我々のなかにあるもののほんの一部分を生きることしかできないのなら、残りはどうなるのだろう?」

【ストーリー】
スイスのベルンの高校で古典文献学を教えるライムント・グレゴリウスは、知性と教養に溢れた人物。5年前に離婚して毎日が同じことの繰り返しの孤独な一人暮らしだが特に不満は無い。学校へと向かうある嵐の朝、吊り橋から飛び降りようとした赤いコートを着たポルトガル人女性を助け、彼女が残した1冊の本を手にした時からすべてが変わる。

本に挟まれたリスボン行きの切符を届けようと駅へ走り、衝動的に夜行列車に飛び乗ってしまうライムント。車中で読んだ本に心を奪われた彼は、リスボンに到着すると、本の作者のアマデウを訪ねる。彼の妹が兄は留守だと告げるが、実は若くして亡くなっていたと知ったライムントは、彼の親友や教師を訪ね、徐々にアマデウの人生が明らかになっていく。独裁体制下の激動の日々を生きたアマデウの誇り、苦悩、レジスタンスの同志との友情と裏切り、生涯の恋、そして本を著した理由。そして遂に、彼が本を著した本当の理由に辿り着くのだが──。アマデウの人生を辿るその旅は、ライムント自身の人生を見つめ直す旅でもあった。旅の終わり、ライムントが見つけたものとは!?

原作は2004年の刊行以来、全世界で400万部を突破し、世界31カ国で翻訳されている世界的ベストセラー小説、パスカル・メルシエの「リスボンへの夜行列車」(早川書房刊)。

タイトル: 『リスボンに誘われて』 2013年ベルリン国際映画祭 特別招待作品
監  督: ビレ・アウグスト 『ペレ』、『愛の風景』、『愛と精霊の家』、『マンデラの名もなき看守』
出  演: ジェレミー・アイアンズ、メラニー・ロラン、ジャック・ヒューストン、シャーロット・ランプリング、ブルーノ・ガンツ
制  作: 2012/ドイツ、スイス、ポルトガル/111分(英語)
配  給: キノフィルムズ
宣伝協力: アルシネテラン
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