航空会社で初!機内映画の解説放送を視覚障害者向けに導入
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2014年08月19日公開

エリア:中東  > アラブ首長国連邦  > ドバイ / ジャンル:航空会社 , サービス・商品情報 , 旅行準備

ドバイを拠点に世界81カ国、144都市に就航しているエミレーツ航空は、機内エンターテインメント・システム「ice(information, communication and entertainment)」で上映する映画に、航空会社で初めて視覚障害向けの解説放送を導入した。

今回導入される解説放送は、映画館やテレビで普及が少しずつ広まっている音声タイプのもの。これは、通常流れるセリフの合間に、そのシーンの様子を説明するナレーションが流れる。今回の導入では「アナと雪の女王」をはじめ、「ウォルト・ディズニーの約束」、「カーズ2」、「モンスターズ・ユニバーシティ」、「アベンジャーズ」、「トイ・ストーリー3」、「パイレーツ・オブ・カリビアン(全4シリーズ)」などのウォルト・ディズニーの16タイトルの映画が対象。現在は英語のみの対応だが、この解説放送は、日本語を含め随時多言語化されていく。

エミレーツ航空は、2007年にもウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズと共に、聴覚障害者向けの技術クローズド・キャプションを機内エンターテインメントに初めて導入した。これは、役者のセリフを字幕で表示するほか、効果音も文字として画面に表示される。現在、機内エンターテイメントiceで鑑賞できるクローズド・キャプション付きの映画は、50タイトル以上ある。安全性や快適性はもちろんの事、機内エンターテインメントの多様性は、航空会社の課題でもあるが、障害を持つ人たちへのより一層の対応はとても重要だ。

エミレーツ航空は現在、ドバイ=関空、ドバイ=成田、ドバイ=羽田のそれぞれ毎日1便、関空便と成田便ではボーイング777-300ERで、羽田便はボーイング777-200LRで運航している。

エミレーツ航空 機内エンターテインメント「ice」について
http://www.emirates.com/jp/japanese/flying/inflight_entertainment/inflight_entertainment.aspx

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