ウィーンを象徴する世界遺産の宮殿に誕生した1室だけのホテルとは?
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2014年07月 3日公開

エリア:ヨーロッパ  > オーストリア  > ウィーン / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , 名所旧跡・観光施設 , 観光情報・観光局・現地便り

オーストリアのハプスブルク家歴代君主が暮らしたウィーンの世界遺産「シェーンブルン宮殿」の4階に、文化財保護法の枠内で適応したスイートルーム1室限定のホテル「シェーンブルン・スイート」が2014年4月にオープンした。皇帝一族が使用していた頃の豪華な内装を忠実に再現した居住空間は、帝国時代の絢爛さと皇帝の居城としての輝きを兼ね備えた特別な雰囲気を味わえると話題になっている。宮殿の運営会社によると、欧州の有名宮殿にホテルができるのは初めて。

167 m²の広々としたスイートには2つの寝室とバスルーム、広いリビングにサロン、キッチンがありゆったり。黄金、黒、白を基調色にパイナップル柄の「宮廷のダマスク織り」を使用した布張り家具、豪華なマリア・テレジア時代のシャンデリア、杉綾模様の板張り床など皇帝気分に浸れる。とりわけ素晴らしいのは窓からの眺めで、世界遺産に登録されているシェーンブルン庭園群、ネプチューンの泉、グロリエッテの丘を一望することができる。

チェックインや客室サービスは、かつて皇帝のゲストハウスとして使用されていた隣接の「オーストリア・トレンド・パークホテル・シェーンブルン」が担当し、チェックイン後はコンシェルジェがシェーンブルン・スイートまで案内する。オプションで専用バトラーや専属料理人のアレンジ、チェックイン後に馬車でシェーンブルン・スイートまでエスコートするオプションサービスや宮殿で結婚式を挙げることも可能というのだから驚き。

シェーンブルン宮殿は、ハプスブルク家の夏の宮殿で、18世紀までにほぼ現在の形に完成されている。女帝マリア・テレジアのほか、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベート皇妃らが過ごし、スイートルームの部屋は同皇帝の孫娘らが使っていたという。

シェーンブルン・スイート(Schloss Schönbrunn Suite)
料 金: 1泊699ユーロから(朝食付き) ※ 宿泊は16歳以上
住 所: 1130 Wien, Austria Trend Hotels
URL: http://www.austria-trend.at/Suite-Schloss-Schoenbrunn/en/

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