- 2026.03.23
アイヌ文化と北海道食材を組み合わせたメニューを提供
アイヌ民族文化財団が運営する北海道白老町の「ウポポイ」(民族共生象徴空間)は、エントランス棟に位置するレストランとフードコートをリニューアルし、2026年4月に2店舗を順次オープンする。いずれも、デザインや飲食事業を通じて北海道の魅力を発信し、アイヌ文化や地域の食材に根ざしたメニューを提供する。
4月3日にオープンするのは、レストラン「オハウとジビエの専門店 海空のハル」。アイヌ文化においてアイヌ語で汁物を意味する「オハウ」を軸に据えたメニュー構成が特徴で、白老町出身のフチ(おばあさん)が作る伝統料理のオハウをはじめ、北海道ジビエ(鹿肉・熊肉)を使った日替わり定食や軽食、スイーツを提供する。また、こだわりの珈琲や北海道のワイン、アイヌ語でシソ科のナギナタコウジュを指す「エント」を使った茶やプリンなどのオリジナルメニューも用意されている。
事前予約制のコースメニューも設けられており、オハウが入ったコースやおまかせコース、予算に応じた複数のコースから選べる(1週間前までの受付)。席数は30席。営業時間は11時から閉園時間まで(ラストオーダーは閉店1時間前)。
4月28日にオープンするフードコート「フードコートキッチン poro」は、地元食材を使った96席の大型フードコートとして展開される。しらおいちゃんぽんや白老牛カレー、ポロト豚丼、えぞ鹿丼のほか、北海道のソウルフードとも言われるあげいも、アイヌ語でよもぎを意味する「ノヤ」を使ったソフトクリームなどのテイクアウトメニューも充実する構成となっている。営業時間は9時から閉園時間まで(ラストオーダーは閉店1時間前)。
ウポポイは、アイヌ文化の復興・創造の拠点として2020年7月に開業した施設。道内初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」、体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」、「慰霊施設」の3つで構成され、ポロト湖のほとりに立地する。今回の飲食施設リニューアルは、文化体験に加えて食の面からもアイヌ文化や地域の食材に触れる機会を広げるものとして位置づけられている。
ウポポイ(民族共生象徴空間)
所在地:北海道白老郡白老町若草町2丁目3
アクセス:JR白老駅から徒歩約10分、新千歳空港から高速道路または列車利用で約40分
入場料(税込):一般大人1,200円、一般高校生600円、中学生以下無料
開園時間:9:00〜17:00(時期により変動あり)
閉園日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌日以降の平日)ほか
公式サイト:https://ainu-upopoy.jp/
飲食施設情報:https://ainu-upopoy.jp/facility/restaurant/



