- 2026.01.13
米国イリノイ州シカゴを起点とする歴史的な国道「ルート66(Route 66)」が、1926年の制定から2026年に100周年を迎える。かつて「マザー・ロード」「アメリカの大通り」と呼ばれたこの道は、シカゴから西海岸カリフォルニア州サンタモニカまでを結び、米国のクルマ文化と旅の歴史を象徴する存在として知られている。今回の節目を機に、沿線ではさまざまな記念イベントや旅の提案が進められている。
ルート66は、1926年11月11日に米国の連邦道路網の一部として正式に制定され、イリノイ州シカゴからカリフォルニア州サンタモニカまで約2,448マイル(約3,917キロ)を結ぶ主要道路として誕生した。自動車旅行の普及期にあった1920年代後半から中西部や西部への移動を支え、20世紀半ばの米国文化を象徴する道として発展した歴史を持つ。
ルート66は「マザー・ロード(The Mother Road)」や「アメリカの大通り(The Main Street of America)」と呼ばれ、数十年にわたり旅人や移民、観光客を乗せた自動車をつなぐ重要路として役割を果たした。しかし、インターステート高速道路網の整備に伴い1985年に正式路線としての指定は解除され、多くの区間が国道としての役割を終えた。それでも沿線には往年の標識やモーテル、ダイナー、ガソリンスタンドなどの遺構が残り、「ヒストリック・ルート66」として保存と再評価が進んでいる。
今回の100周年は、ルート66の100年にわたる文化的、歴史的な意味を振り返る機会。記事作成の参考としたシカゴ観光局の情報発信サイトでも、シカゴ地区のルート66関連スポットや記念イラスト、ルート沿いのおすすめルートなどを紹介しており、100周年を祝う旅のヒントが発信されている。
例えば、シカゴのルート66起点付近にある老舗レストラン「ルー・ミッチェルズ」(1923年創業)は、オムレツやパンケーキ、ワッフルが有名で、歴代大統領や著名人も訪れており、歴史的な立ち寄りスポットとして創業当初から多くの旅人に親しまれてきたことから、旅の始まりとして訪れる人も多い。
ルート66の100周年を祝うイベントやプロジェクトは、沿線の各州でも予定されている。例えば、全米各地で記念行事や歴史ツアー、保存プロジェクトなどが展開され、ルート66の過去と未来をつなぐ取り組みが進む見込み。中には記念切手の発行や女性起業家や地域コミュニティを支援する特別プログラムなど、多様な催しが計画されている。
100周年を迎えるルート66は、単なる道路以上の文化的記憶として国内外の旅行者を惹きつけてきた。今回の節目を機に、ルート66沿いの町や都市を巡る旅は、米国の歴史と暮らしを感じる体験として新たな注目を集めるだろう。
Choose Chicago – Route 66(ルート66情報ページ)
https://www.choosechicago.com/route66/



