- 2025.09.19
カンタス航空は、大規模な変革プログラムの一環として、オーストラリアを代表するファッションデザイナーであるレベッカ・ヴァランス氏を次期ユニフォームデザイナーに選出した。今回の刷新は、10年以上ぶりとなるユニフォームの大規模なリニューアル。エアバスA321XLR型機20機の追加導入や「プロジェクト・サンライズ」の準備など、史上最大規模の機材更新プログラムと合わせて進められている。新しいレベッカ・ヴァランス氏によるカンタス航空のユニフォームは2027年に導入予定。
まず2025年初頭に、パイロット、客室乗務員、整備士、空港スタッフなど、制服を着用する1万7,500人以上の従業員を対象に調査を実施。耐久性、機能性、快適性といった要素に関する意見を収集し、分析した内容を踏まえて、ヴァランス氏はこれらのフィードバックを次のデザイン工程に反映させていく。
レベッカ・ヴァランス氏は、新ユニフォームのビジョンについて、カンタス航空のモダンで洗練されたスタイルと、スピリットを反映したいと語っている。「このプロジェクトを任されたことは、私自身、そしてブランドにとって大きな節目となります。アイコニックでありながら実用的なデザインを目指し、カンタス航空をオーストラリアの中で愛される存在にしている社員の皆様を称えるユニフォームを創り上げたいと考えています。このプロジェクトの規模の大きさだけでなく、カンタス航空からいただいた信頼そのものが、私のキャリアにおける決定的な瞬間です。このパートナーシップに心より感謝します。」
新ユニフォームは、2014年に発表されたマーティン・グラント氏による現行デザインに代わるもの。これまでにユニフォームを手掛けたデザイナーには、ピーター・モリッシー氏、イヴ・サンローラン氏、ジョージ・グロス&ハリー・フー氏、エミリオ・プッチ氏らが名を連ねている。