カナダのオンタリオ州の「ナイアガラ・パークス（Niagara Parks）」は、最新鋭のフライングシアター型アトラクション『ナイアガラ・テイクス・フライト（Niagara Takes Flight）』を2025年8月29日から、人気の観光地であるナイアガラのホースシュー滝の目前に位置するテーブルロック・センター内にオープンした。

この『ナイアガラ・テイクス・フライト』は、ナイアガラの滝の上を鳥になって空高く飛んでいるような気分でナイアガラを象徴する景観を眺めることができる、まったく新しい視点でナイアガラを楽しめるアトラクション。それは、最先端のドローン技術を使った大迫力の飛行映像が映し出され、ゲストは、ゴンドラのような吊り下げ式のシートに座り、最新鋭のモーションプログラミング、風や霧、香りまで感じられるセンサリー効果、足下から延びる幅17メートルの巨大な180度のドームスクリーンによるスリリングで臨場感のある空の旅の擬似体験ができる。

　『ナイアガラ・テイクス・フライト』は単なる乗り物というアトラクションを超えて、ナイアガラの歴史や先住民族の文化も学ぶことができる。デジタルで再現した迫力満点の滝の入り口から足を踏み入れると、音と映像でストーリーを伝える4か所のルームを巡るツアーが始まる。ルームでは、最終氷期に起きたナイアガラの滝の形成に遡る1万3,000年に及ぶナイアガラの奥深い歴史を紹介。アンセスターズ・ルームでは、モホーク族のアーティスト、サラ・ジェネラル氏による伝統に根ざした先住民族アートがダイナミックなアニメーションとなり、タートル島の成り立ちを知ることができる。壮大なウォーターフォール・ルームのナレーションを務めるのは、ナイアガラ・フォールズで育った著名な映画監督で探検家のジェームズ・キャメロン氏。地域の発展と文化面での重要な出来事を取り上げながら、入植後のナイアガラ・フォールズの歴史を詳しく伝える。

ナイアガラ・パークスは、1885年の設立以来、オンタリオ州観光・文化・ゲーミング省の資金による機関として運営されており、ナイアガラの滝とナイアガラ川周辺地域の保護と保全を委託されている。ナイアガラ・パークスは、オンタリオ州内に、庭園、園芸学校、レクリエーション施設、ゴルフコース、レストラン、歴史的建造物、史跡、ギフトショップ、ナイアガラの滝などを管理・運営している。https://www.niagaraparks.com/

『ナイアガラ・テイクス・フライト』の概要
開業日　：2025年8月29日
営業時間：毎日午前9時から午後10時（年中無休）
入場料　：大人29ドル、子ども19ドル
利用可能パス：アドベンチャー・パス、アドベンチャー・パス・プラス、フォールズ・パス（夏）、ワンダー・パス（冬）
体験時間：約30分（４つの導入エリアとフライト体験含む）
身長制限：100cm以上の方
詳細・チケット：https://www.niagaraparks.com/visit/attractions/niagaratakesflight