- 2025.02.18
米国ワシントン州の北部海岸沖にあるサンファン諸島は、カナダとの国境近くにあり、「ワシントン州の宝石」とも称される170以上の名前の付いた島や岩からなる群島で、水上飛行機やフェリーで簡単にアクセスできる。ワシントン州でも特に人気の高い観光地として知られており、ワシントン州最大の都市シアトルからおよそ165kmの距離にある。
群島の中でもサンファン島、オーカス島、ロペス島は人気があり、自然の美しさ、ゆっくりと流れる時間、地元の料理、世界クラスのアウトドア・アクティビティを求めて多くの観光客が訪れる。
サンファン島(San Juan Island)は、サンファン諸島で2番目に大きく、最も人口の多い島で、観光の拠点となるフライデー・ハーバーには、レストランやショップ、ギャラリーの他、人気のクジラ博物館(the Whale Museum)がある。また、クラフトビールの「サンファン・アイランド・ブリューイング・カンパニー」が有名。街の外には、森林、小石のビーチ、国立歴史公園、サンファン・ブドウ園、ペリンダバ・ラベンダー農園のなだらかな丘陵地帯が広がり、島の西端の断崖にあるライム・キルン・ポイント州立公園では、陸上からホエール・ウォッチングしたり、趣のある灯台までの散策を楽しんだり、また、島の北西にあるロシュ・ハーバーには、歴史あるホテル、サン・ファン諸島彫刻公園、大きなマリーナがあり、島の静かな生活を垣間見ることができる。
オーカス島(Orcas Island)は「エメラルドの島」の愛称を持つ、馬蹄の形をしており、緑豊かな森林や農地が広がり、きらめく青い海が織り成す素晴らしい景色が魅力。モラン州立公園にある群島最高峰のコンスティチューション山の頂上の展望塔からは、カスケード山脈やピュージェット湾を360度見渡すことができる。イーストサウンドやオルガなど島内の小さな街には、ウォーターフロントのリゾート、趣のある宿、ワイナリー、ギャラリーが並んでいるほか、レストランではブランチやランチ、ワイン、カクテルをくつろいだ雰囲気の中で楽しめる。
ロペス島(Lopez Island)は、3つの島の中では最も小さい島(全長約24km)だが、地元の人々が手を振って歓迎してくれる「フレンドリーな島」として知られている。サイクリング・ロードが整備されているので、緩やかなペースで田園地帯の景色を眺めながらのサイクリングや、スペンサー・スピット州立公園での3キロのハイキングコースを楽しめる。また、カフェ、ギャラリー、書店、ショップが軒を連ねるロペス・ビレッジも訪れたい場所である。
Exploring San Juan Island (YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=2uGkKyjscOs
ワシントン州観光局ニュースレター参照
https://stateofwatourism.com
サン・ファン諸島観光局
https://www.visitsanjuans.com/san-juan-island
©Jason Hummel / Courtesy of State of Washington Tourism