ベトナム初の地下鉄が20年越しに実現!ホーチミン市における都市鉄道1号線開業
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[リスヴェル編集部]2024年12月31日公開

エリア:アジア  > ベトナム  > ホーチミン / ジャンル:乗り物(レンタカー・クルーズ・鉄道) , 

JICA(国際協力機構)によると、2024年12月22日、ベトナム初の地下鉄としてホーチミン市都市鉄道1号線が開業した。この地下鉄は、日本の支援により20年越しに実現したもので、円借款事業「ホーチミン市都市鉄道建設事業(ベンタイン-スオイティエン間(1号線)」により整備され、日本ならではの安全システムや工夫が盛りだくさんで、日本の鉄道管理ノウハウがホーチミン都市圏の交通課題の解決及び地域経済発展にも貢献している。

開業式典には、ホーチミン市グエン・ヴァン・ネン党委書記、ファン・バン・マイ人民委員長、グエン・ミン・ヴー外務筆頭次官、在ベトナム日本国大使館の伊藤直樹特命全権大使、JICA ベトナム事務所所長の菅野祐一、この事業に携わった企業関係者等が出席し、開業を祝福した。その後一般開放され、プラットフォームには開業を喜ぶ多くの市民で賑わいました。

ホーチミン市は、ベトナム第一の商業都市として、経済発展や人口増加に伴い、年々深刻化する交通渋滞や大気汚染の問題を抱えていた。この都市鉄道1号線は、市中心部のベンタイン駅から市北東部のスオイテイエンターミナル駅まで合計14駅、総延長19.7km の都市鉄道を整備。ホーチミン市初の都市鉄道であることに加え、多くの住宅や商業施設のある都心部を通る2.5km(3駅分)は地下を走り、ベトナム初の地下鉄でもある。

鉄道システムには日本の標準規格が採用されており、安全装置を装備した日本の車両や信号システムを導入。駅には転落防止に役立つプラットフォームのスクリーンドアが導入され、バリアフリー(点字ブロックや掲示板・放送案内、車両内の車いす専用スペースなど)の工夫も盛り込まれている。特に地下区間の駅は、駅ごとに周囲の街並みに合わせたデザインとなっている点も見どころのひとつ。工事は、高い施工技術・監理技術を持つ日本企業がベトナムの事業者との合弁を組み、協働して行われた。

ホーチミン市都市鉄道建設事業(ベンタイン-スオイティエン間(1号線))(4) | ODA見える化サイト
https://www.jica.go.jp/oda/project/VN22-P1/index.html

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