- 2024.10.07
シンガポールのマリーナ・ベイに面した統合型リゾート「マリーナベイ・サンズ」では、スタジオジブリの世界を探検する展覧会『The World of Studio Ghibli(スタジオジブリの世界)』を2024年10月4日から2025年2月2日までの期間、リゾート内にある文化施設の「アートサイエンス・ミュージアム」にて開催する。
この大規模な展覧会では、『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』、『ハウルの動く城』、『もののけ姫』などの有名なスタジオジブリの11の映画作品の魅惑的で不思議なシーンに出会うことができる。あたかも映画の世界に入り込んでいるかのような展示を歩いていくと、フォトスポットやインタラクティブ・アート・インスタレーション、アクティビティなどのコーナーもあり、世界有数のアニメーションスタジオのひとつであるジブリが生み出した素晴らしいキャラクターと物語について学べる。
展覧会の主な特徴は、トトロと一緒に雨の中で待ったり、ハウルの動く城に入ったり、カオナシと一緒に列車に飛び乗ったり、来場者を映画の象徴的なシーンに誘う16の大型劇場セットが用意されている。さらに、スタジオジブリの創作過程をより身近に感じられる16の気まぐれなアートインスタレーションも展示される。また、アートサイエンス・ミュージアムでの展覧会のためにデザインされたスタジオジブリの公式グッズやお土産を販売するショップも併設される。
この展覧会は、アートサイエンス・ミュージアムの「Year of Extraordinary Women(すばらしい女性の年)」の一環であり、ジブリ作品に登場する多様な女性の主人公に焦点を当てるというものでもある。自然や環境保護、成長や自分探し、テクノロジーや戦争など、スタジオジブリが探求するさまざまなテーマに来場者が深く共鳴する一方で、多くの作品の中心となっているのが、主人公の女性たち。彼女たちは固定概念に反し、しばしば強く自立した存在として描かれ、思いやり、愛、寛容、尊敬といった価値観を持っている。
展示会チケットは 24 シンガポールドルから 39 シンガポールドル。マリーナベイ・サンズの公式サイトからオンラインで購入できる。
https://jp.marinabaysands.com/museum/exhibitions/studio-ghibli.html
スタジオジブリ
高畑勲監督、宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサーによって1985年に日本で設立されたスタジオジブリは、史上最も愛され、高い評価を受けたアニメーション映画を制作していることで知られる。作品は世界中の観客を魅了し、数々の賞を受賞。第96回アカデミー賞長編アニメ賞を受賞した『少年とサギ』をはじめ、7作品がアカデミー賞にノミネートされている。2024年、スタジオジブリは、伝説的なカンヌ国際映画祭で過去40年にわたる彼らの卓越した作品を称える栄誉である名誉パルムドールをグループとして初めて受賞し、映画史にその名を刻んだ。
アートサイエンス・ミュージアム
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