無形民俗文化財「八月踊り」は奄美大島の真髄に触れる旅
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2024年09月 9日公開

エリア:アジア  > 日本  > 鹿児島 / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , アート・カルチャー・歴史・ミュージック , 

奄美群島で宿泊施設の運営を通してまちづくりに取り組む「伝泊」が運営する『伝泊 古民家』は、奄美大島の伝統文化「八月踊り」に参加し、シマッチュ(島人)との交流など、日常に息づく生きた文化を体験できる宿泊プラン「集落に浸る奄美の古民家滞在」を2024年9月9日から提供を開始する。

「八月踊り」は、鹿児島県指定の無形民俗文化財で、古くより旧暦の8月から9月の数日間のみ開催する集落行事で踊られる伝統的な踊りと島唄。五穀豊穣や厄除けを願って行われるこの行事では、男女で分かれて歌詞を掛け合い唄いながら、チヂンと呼ばれる小さな太鼓のリズムに合わせて踊る。「八月踊り」には、集落によってメロディーや歌詞、踊りが少しずつ異なるというユニークな特徴があり、男女の掛け合いや踊る姿には、その集落のアイデンティティや郷土愛が映し出されている。

今回の宿泊プランの提供の背景には、奄美大島の文化や日常を象徴する集落行事を実際に体験することで、より深く奄美を堪能できる旅の提供だけでなく、集落の少子高齢化や人口減少により、次の世代に継承することが難しくなり、本来の意味合いや様式が失われてしまう懸念があるため、観光客が旅先の土地ならではの体験やイベントに大きな関心を寄せている現状から、住民にも旅行者にも良い持続可能な観光を目指している。

プランの見所
①古来から受け継がれる奄美大島の伝統「八月踊り」をライブ参加で楽しめる
②事前レクチャー「島話を聴きんしょれ!」でネットに載っていない伝統文化を深く知る
③かつてシマッチュが暮らしていた古民家での滞在を通じて、島に暮らすように泊まる体験ができる

プログラム詳細
宿泊施設:伝泊 奄美 古民家
客 室:高倉のある宿/サンゴ石垣と庭木の宿/港と夕陽のみえる宿/はたおり工房のある宿/風ぬける川辺の宿
実施日:客室が位置する集落によって開催日程が異なる。詳細は公式サイトをチェック
定 員:1人〜各客室の定員まで利用可能
料 金:1泊 12,373円/名~(サービス料・税込み)
料金に含まれるもの:宿泊費/集落行事体験レクチャー「島話を聴きんしょれ!」への参加/伝泊バッグ
準備するもの:集落に寄付する「ハナ代(ご祝儀)」として、当日は現金(子様連れ家族:5,000円~/1人:3,000円~)が必要
予約締め切り:チェックイン日の7日前
予 約:「伝泊 奄美 古民家」公式サイト:https://den-paku.com/portfolio-item/kominka

伝泊について
伝泊は、4種類の宿泊施設『伝泊 古民家』『伝泊 赤木名 ホテル』『伝泊 ドミトリー&ランドリー』『伝泊 The Beachfront MIJORA』からなり、集落住民と観光客との交流を促進するまちづくり。奄美大島には豊かな自然や生態系が育まれており、2021年には世界自然遺産に登録。「しま」(集落)ごとに異なる約360の集落文化が何百年も継承されてきた貴重な文化資源を「奄美の宝」と捉え、守りたい、未来へ伝えていきたいという想いから2016年に「伝泊」をスタート。現在、奄美大島・徳之島・加計呂麻島の3島に42棟 52室の宿泊施設を展開。
伝泊が行うまちづくり:https://www.machizukuri.yamashita-yasuhiro.net/

【お問い合わせ】

risvel facebook