イタリアのシチリア州をちょこっと紹介
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[リスヴェル編集部]2024年04月 2日公開

エリア:ヨーロッパ  > イタリア / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

イタリア政府観光局によると、シチリアは、「地中海の十字路」や「古代文明の発祥地」とも呼ばれ、数多くの考古学的遺物が発見されてきた。シチリア州の州都パレルモ、カターニア、シラクーサをはじめとする歴史ある都市だけでなく、シチリア島東部に位置する風光明媚なイオニア海の真珠と称されるタオルミーナ、感動的な夕日を臨めるアグリジェント、古代ギリシャの植民都市に遡る要衝の港町メッシーナ、旧市街イブラのバロック様式の街並みが美しいラグーザ、何世紀にもわたり塩田や製塩産業が栄えたトラーパニなどが見どころである。

そして、シチリアには現在7件のユネスコ世界遺産が登録されている。

・シチリアにある古代ギリシャ建築の遺跡群の中で最も荘厳なアグリジェントの神殿の谷の遺跡
・シラクーサ(キケロによると古代ギリシャの中で最も美しい都市)とパンタリカ岩壁墓地遺跡
・計り知れないほどの価値を持つ古代ローマ時代のモザイク画があるピアッツァ・アルメリーナのカサーレ荘
・地球上で最も重要な活火山のひとつであるエトナ山
・南東部の8都市の館や教会が新たに蘇生したヴァル・ディ・ノートのバロック様式の街(毎年5月には有名な花祭りインフィオラータで美しく飾られる)
・イスラム・西洋・ビザンチン文明が交差し独特な様式をみせる9つの場所から成るアラブ・ノルマン様式のパレルモとモンレアーレ、チェファルーの各所を結ぶルート
・いくつもの群島一帯が、火山学と世界地理学にとって唯一無二の存在であるエオリエ諸島

シチリアは、歴史、遺跡、芸術作品、豊かな自然、息を呑むような風景を楽しめる。

忘れてならないのはシチリアの料理。シチリアは地中海の中心にある島で、歴史的にも要衝の港が多くあったことから、フェニキア、ギリシャ、ビザンチン、アラブ、ノルマン、フランス、スペインなどの支配を受け、これらの食文化の影響を受けた。例えばシチリアの伝統料理として、ひよこ豆の粉を練ってペースト状にして揚げた「パネッレ」、シチリア名物のライスコロッケ「アランチーニ」、魚介を使った「クスクス」、ペストリー菓子「カンノーリ」、シチリア伝統スイーツ「カッサータ」、本場シチリアの夏の定番デザート氷菓「グラニータ」などのほか、美しい創作料理はシチリアのワインとの相性は抜群。

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