300年の時を超えて奏でるザルツブルクのカリヨン
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2023年11月27日公開

エリア:ヨーロッパ  > オーストリア  > ザルツブルク / ジャンル:アート・カルチャー・歴史・ミュージック , 

ザルツブルクの州立博物館「ザルツブルク博物館」のモーツァルト広場には、鐘楼(グロッケンシュピール)があり、ザルツブルク・カリヨン(カリヨンは調律した鐘と鍵盤を組み合わせて演奏する有音程打楽器であり鍵盤楽器)には35個の鐘があり、音域は3オクターブに及ぶ。ザルツブルク・カリヨンは、2011年1月から2年にわたる全面的な修復の後に再び稼働し、毎日3回、モーツァルトの曲が響きわたり、地元ザルツブルクの人々や観光客を楽しませている。

35個の鐘は1688年から1689年にかけてアントワープで鋳造された。 ザルツブルクの鉄砲鍛冶フランツ・スルツァーと鐘の創始者ベネディクト・アイゼンベルガーが1702年に駆動機構と真鍮のローラーを製作し、宮廷時計職人イェレミアス・ザウターが動作に必要な7970個の穴を開けた。このカリヨンは1704年からザルツブルクで演奏され、現在約40曲が毎日(聖金曜日と聖土曜日を除く)7時、11時、18時に演奏されている。16曲はヨハン・ミヒャエル・ ハイドンの作品で、モーツァルト父子の曲は19世紀の編曲である。

ザルツブルク・カリヨンが奏でる曲は、モーツァルトの有名なオペラ『魔笛』や『ドン・ジョヴァンニ』からの楽曲のほか、フェルディナント・ライムントの『散財人』から "鉋の歌"、レオポルト・モーツァルトのメヌエット、有名なザルツブルクのキャロル "きよしこの夜 "など、よく知られたメロディーがレパートリーに含まれている。

カリヨン塔はガイド付きツアーで登ることができる。見学者はカリヨンの素晴らしい技術や音楽を堪能するだけでなく、ザルツブルク市街のパノラマも見ることができる。ガイドツアーは予約制(3月末から10月末までの期間、木曜午後5時30分、金曜午前10時 30分)https://www.salzburgmuseum.at/en/locations/the-salzburg-carillon/ (英語)

SALZBURGER GLOCKENSPIEL
MOZARTPLATZ 1, 5010 SALZBURG, Austria

オーストリアの州立博物館
https://www.austria.info/jp/things-to-do/music-and-art/museums-in-austria/province-museums-in-austria

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