シドニーのオペラハウスが50周年記念
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2023年10月24日公開

エリア:オセアニア  > オーストラリア / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

オーストラリアにあるシンボリックな近代建築物であり、2007年に世界文化遺産に登録された「シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)」が今年で50周年を迎えている。

シドニー・オペラハウスは、オーストラリア・シドニーにある20世紀を代表する近代建築物であり、世界的に有名な歌劇場・コンサートホール・劇場でもある。オペラ・オーストラリア、シドニー・シアター・カンパニー、シドニー交響楽団の本拠地になっている。ホールの構成はオーケストラの演奏会などが行われるコンサートホール、オペラが行われるオペラ劇場、ミュージカルや演劇などが行われるドラマシアター、プレイハウス、ピアノ演奏会など小規模な演奏会が行われるスタジオシアターがある。

シドニー・オペラハウスは、年間1,090万人以上の訪問者を迎え、1,800以上の公演が開催され、140万人以上の観客が訪れる。2023年の開館50周年に、オペラハウスは、アーティスト、観客、来場者の将来の世代のために10年間のリニューアルを完了した。

シドニー・オペラハウスは、1959年に着工し、建設当初4年で終わる計画だったが、デザインをどう実現するかという構造設計の難しさから、完成には14年の年月と建設費1億200万ドルをかけて1973年に完成した。

特徴的な屋根には、全部で105万6000枚のスウェーデン製タイルが使われている。一見、白単色に見えるが、実は光沢のある白色と光沢のない薄いクリーム色の2種類が組み合わされていて、天候や時間によって見え方が変わる。汚れが付きにくい特殊加工のため、定期的な洗浄が必要ない。また、シドニー・オペラハウスの冷房には、港から直接汲み上げた海水を使用している。港からの冷水を35キロメートルのパイプを通して循環させ、建物内の冷暖房に電力を供給している。

50周年記念シーズンの集大成として「シドニー・オペラハウス50周年バースデー・フェスティバル」が10月から実施されている。1ヶ月にわたるフェスティバルでは、無料コミュニティイベントやワールド・プレミア、コンテンポラリー・パフォーマンス、パブリック・アートなど50を超えるイベントが開催され、オペラハウスのレガシーと未来を祝う祭典である。

シドニー・オペラハウスでは、「シドニー・オペラハウスツアー」を毎日開催していて、フランス語、ドイツ語、スペイン語、日本語、韓国語、北京語で案内している。そのほか、舞台裏ツアーや建築ツアーなど、期間限定で特別なツアーも実施している。
https://www.sydneyoperahouse.com/tours-and-experiences/japanese-tour

The Sydney Opera House Birthday Festival
https://www.sydneyoperahouse.com/birthday-festival


シドニー・オペラ・ハウス50周年記念動画『Play It Safe』
https://www.youtube.com/watch?v=QshKJQQyCAE

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