新潟県無形民俗文化財にも指定され、江戸時代から360年以上の伝統を誇る大凧合戦「見附今町・長岡中之島大凧合戦」が2023年6月3日（土）から5日（月）までの3日間、刈谷田川両岸で４年ぶりに開催される。

畳8枚分もの六角大凧が刈谷田川両岸を舞台に迫力ある空中戦を繰広げる。会場周辺では100軒を超える露店が並び、見附市今町の初夏の風物詩となっている。また、当日のイベントでは、今町小学校・中之島中央小学校児童による体験凧揚げ交流会が最終日の5日（月曜日）に午前9時30分から11時30分まで行われる。

「見附今町・長岡中之島大凧合戦」の起源
三百数十年ほど前、信濃の紙商人がたまたま端午の節句に今町に立ち寄った際、刈谷田川堤防にて大凧を作り、大空にあげたのが始まりとされている。その後、江戸時代の天明年間に、雨季に度々決壊した刈谷田川改修の堤防を踏み固める一策として行われた凧揚げが毎年の恒例行事となり、現在に至っている。

六角凧とは
かつては美濃紙100枚を張り合わせて作ったという、縦4.3m、横3.3m、畳約8枚分もの巨大な凧。武者絵や美人画などが主流だが、近年ではキャラクターやマスコットなどが描かれることも多く、色とりどりの大凧が空を舞い、空中戦を繰り広げる。

「見附今町・長岡中之島大凧合戦」
開催日：2023年6月3日(土)～6月5日(月) 大凧合戦　13時～17時
露　店：100軒以上　土・日曜日　9時～22時
会場へのアクセス：JR見附駅より見附市コミュニティバスにて「道の駅パティオにいがた」で下車　　北陸道中之島・見附ICより3km（約5分）
詳　細：https://niigata-kankou.or.jp/event/2267　（にいがた観光ナビ）