ブルゴーニュ 2022は豊年!将来が楽しみなヴィンテージワインに
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2022年12月 1日公開

エリア:ヨーロッパ  > フランス / ジャンル:グルメ・スイーツ , 

ブルゴーニュワイン委員会によると、2022年のブルゴーニュのヴィンテージワインは、品質・量ともに申し分なく、本来のブルゴーニュらしさを取り戻した。この3年間、天候不順により生産量に打撃を受けていたが、今年は品種により多少のばらつきはあるものの、ぶどう樹のほとんどは、わずかな雨を有効に活用して異常気象を耐え凌いだ。カーヴに樽が2段3段に積まれ、熟成が始まった現在、ブルゴーニュの2022年ヴィンテージは、この先世界中のワイン愛好家の舌を魅了するだろう。

白ワイン
白ワインは、その丸み、滑らかさ、そして複雑さで際立っている。リッチで非常に表情豊か、果実のアロマが過度にならずに存在感を示している。味わいでは、みずみずしい果実味とバランスの良さが生き生きと持続する。

赤ワイン
赤ワインの熟成は始まったばかりだが、色が濃く、しなやかな口当たり、良い凝縮感を備えている。柔らかいタンニンに支えられた骨格を持ち、丸みと凝縮感を兼ね備えている。よく熟した赤や黒の果実のアロマが凝縮されている。

クレマン・ド・ブルゴーニュ/Crémant de Bourgogne
原料となるワインの熟成度が高く、バランスが良いため、手を加える必要はほとんどない。酸味はほどほど。味わいは力強く、程よい甘みもあり、溌剌としている。美しい余韻が長く続く。

柔軟な収穫
最終的に2022ヴインテージは最も早熟なヴィンテージとはならなかった。8月16~17日頃にゆっくりと始まった一部のクレマン・ド・ブルゴーニュ向けの収穫を皮切りに、8月20日にはコート・ド・ボーヌのスティルワイン向けの収穫が始まり、クレマン・ド・ブルゴーニュ向けぶどうの収穫ペースが上がった。ブルゴーニュの他地域も少しずつその流れに加わり、コート・ド・ニュイ、オート・コート、そしてシャブリで9月の第3週に最後のぶどうが収穫された。

数週間にわたる異例の収穫となったが、これは好天続きだったことや収穫量が予想外に多かったことなど、様々な条件が重なったためである。熟度管理に加えて、果実と果汁のテイスティングを頼りに収穫時期が決められた。糖度の上昇はほぼ一律に確認されたため、酸の含有量が決定的な判断基準となった。収穫したブドウを入れるケースは、白も赤も一杯となって区画から出された。あまりに見事な果房に全房発酵に踏み切ろうとする生産者も一部見受けられた。醸造は順調に進み、樽詰めにあたっては、今年の極端に乾燥した条件にもかかわらず、果汁の収量はとても満足のいくものだった。

ブルゴーニュワイン委員会
https://www.bourgogne-wines.jp/

YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=KdRBMCuqhfM

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